見解・声明など » ウクライナ侵攻への声明 | PDF
ロシアは2月24日、ウクライナ各地にロシア軍を侵攻させて一方的な先制攻撃を行った。プーチン大統領は、ウクライナ東部地域の独立を一方的に宣言してその保護のためにウクライナ全土を攻撃することを侵攻の理由としたが、その理由に一片の正当性もなく、ウクライナの主権と領土を侵す暴挙を犯した。すでに、軍従事者のみならず一般市民の犠牲者も多数出ている。ロシアは罪なき市民を殺戮する侵略行為を直ちに中止し、即時撤退すべきである。
プーチン大統領は核兵器使用の可能性にまで言及し、NATO諸国の手出しを封じる脅しをかけている。核兵器禁止条約が発効されて核兵器完全廃止に向かう歴史の流れに逆行する言動として、これも糾弾されるべきである。
国連とその加盟諸国は、国際法に則りロシアを外交と対話で包囲し、ウクライナに一刻も早く平和を取り戻すために全力を尽くすよう要請する。
2022年2月25日
日本科学者会議京都支部幹事会