JSA

第5回支部例会
 労働法からみた派遣労働法


 総務省が2 月29 日に発表した労働力調査によると、派遣・契約社員、パート・アルバイトなど非正規 雇用の占める割合が2007 年の平均で33.5%と、前年比05 ポイント上昇し、過去最高を記録しました。 3 人に1 人を上回ります。男性では18.3%、女性で は53.5%です。07年10-12 月期の非正規雇用の比率は、前年同期に比べ0.8 ポイント上昇し、33.7%となりました。
 若年、および女性労働者の半数以上が非正規雇用であること、登録型派遣労働者の問題、格差、ワーキングプアの問題など深刻な状況が生じています。
講師:高木紘一先生
日時:4月25日(金) 17:00〜18:00
場所:あらくさ(山形大学・小白川北門より東に約400 メートル)

山形大学9 条の会/山形大学大学祭『八峰祭』参加企画
 フォトジャーナリスト森住卓講演会
   『イラクから国際貢献と憲法9 条を考える』(仮題)

日時:10月28日 午後
会場:山形大学小白川キャンパス教養115教室
入場無料(森住氏の著書の販売,サイン会もあります)

森住卓(もりずみたかし) プロフィール
1951 年神奈川県生まれ フォトジャーナリスト

現在,湾岸戦争で米英軍の使った劣化ウラン弾の被 害をイラクで取材中。9 月16 日午後には,長野県 松本市で,『戦争の本当を知りたいム 戦禍の子供た ち』と題して講演(主催:憲法を守り広げる松本地 域連絡会)。
主な著書
『イラク湾岸戦争の子どもたちム劣化ウラン弾は何をもたらしたか』(高文社,2002)
『イラクからの報告』江川詔子氏と共著(小学館,2003)
『核に蝕まれる地球』(岩波書店,2003)

父母教職員におくる< 連続>子育て講座(第2 回)
第3 回支部例会

教育基本法から今の教育を考えよう
−教基法先取りの東京で起きていること−


講師:広瀬正一先生(東京・大田区立糀谷小教諭)
日時:10 月6 日(金)  19:00〜21:00
会場:霞城学習センター・3 階多目的研究室
  (霞城公民館併設)
主催:山形県教職員組合・日本科学者会議山形支部

 10 月6 日、19:00 より霞城学習センターで、山 形県教組山形支部と共催で教育基本法に関する学 習会を開きます。当日お話しいただくのは広瀬正一 氏(東京・大田区立糀谷小教諭) です。石原都政の 東京に於ける教育の実情を赤裸々「にお話しいただ くことにしています。どのような話が行われるかわかりませんが、広瀬氏の話の前座として次の2 点をお伝えしておきましょう。

○ 校長の人事権が強くなった。
例1 次年度の校長の人事構想に入らない教員は、次 年度、引き続き現任校で勤務することができず、本 人の異動希望の有無の確認無しで、異動させられ る。そして、その異動候補校が自宅から片道2 時間 以内にあるときは、その学校への異動を拒否する ことはできない。
例2 毎週、次週の各授業について指導計画の提出 が求められ、少しでも、指導計画と違った授業を 行っていると、校長からの「呼び出し」がある。結 果として、授業内容を子どもと共に作り上げてい くことが困難になり、教科書んも内容を伝達するだ けの無味乾燥な授業になる。経済的余裕がある家 庭では、塾に通わせ、学校でどのような授業が行わ れても「学力」低下には見舞われない。

○ 50 歳代教師の退職があい続く
 上で報告したような校長権限の強化に嫌気をさ して50 歳代の女性教師の退職が続いています。こ れが、東京で新採者数を増加させている影の原因 です。自分の子育てを終え、これから教師として最 後の10 年をがんばろうと思ってもその意欲をそが れてしまうのです。こうしてベテラン教師が少な くなり、その「知恵」を学ぶことで若い教師が育っ ていくのですが、その機会が少なくなり、教師が教 師を育てる基盤が東京では崩れています。それが、 教師への「力量を高める」圧力として作用している のです。

◆山形支部例会・教養班会のお知らせ

日韓共同制作ドキュメンタリー映画
「あんにょん・さよなら」上映会
  後援:山大職組、同人文支部、教養支部、理支部、農支部、山形ハングル学習会

 この映画は、日韓で共同制作さえた初めてのドキュメンタリーで、2005年10月の釜山国
際映画祭のドキュメンタリー部門で最優秀に輝き、直後に開催された山形国際ドキュメン
タリー映画祭り¥にも招待作品として上映され、好評でした。
 テーマは靖国問題であり、朝鮮半島出身の戦没兵士が合祀されていることに対して、そ
の遺族が合祀取り下げを要求している問題を取り上げたものです。広く、日本と韓国各地
でのロケで、慰霊碑問題を取材したり、右翼の側の意見も取材するなど、問題提起に満ち
た作品となっています。
 日韓の歴史認識の差異を解消するためにも、ぜひ山大の多くの方々に見ていただきたい
内容です。今回は加藤久美子共同監督をお招きして、上映後に質疑応答の時間を設け、終
了後に、交流会を開く予定ですので、こちらにも、どうぞ、ご参加ください。
◆「あんにょん・サヨナラ」上映会
◆期日:2006年1月30日(月)
◆時間:16時45分〜17時 加藤久美子監督のあいさつ
    17時〜18時50分 映画上映
    18時50分〜   質疑応答
◆会場:山形大学人文学部205教室

  「東北地区9条フォーラム」開催のお知らせ

日時:2005年3月12日(土)13:30〜16:30
会場:山形テルサ3階研修室B(山形駅西口から南へ徒歩3分)
          TEL.023-646-6677 山形テルサ

講師および演題:
 大高敦子氏(日本友和会編集長/鶴岡市在住)
    「日本友和会の非戦平和と和解の働き --- その歩みと現状および課題 --- 」
 ※日本友和会(JFOR)は、キリスト教精神に基づく非戦・非暴力主義を提唱する団体です。
 
 中里見 博氏(福島大学行政政策学類/憲法学)
    「非暴力平和主義の意義と課題」
 ※中里見氏は「憲法、法とジェンダー」が御専門で、『憲法24条+9条:なぜ男女平等がねらわれるのか』(かもがわ出版/近刊)や「9条と24条は非暴力の両輪」『週刊金曜日』(2004年11月5日号)、「日本の軍事国化の進行と改憲動向の現段階」『国公労調査時報』(2004年)などを書かれています。

                          主催:日本科学者会議東北地区

・参加料は無料です。どなたでもご参加ください。なおフォーラム終了後、講師の方々との交流会を山形
駅付近で予定しておりますので、ご都合のよろしい方はご出席ください。

 

 

2003年度第3回例会のお知らせ

イラク戦争もう一つの現実

  −−−「山形大学新入生歓迎フェスティバル」参加企画−−−

・日時:4月10日(土曜日)午後l時半から2時間程度
・場所:山形大字小白川地区・教養1号館(予定)
・話題提供者:
  上野博昭会員(世の中班)
    「劣化ウラン弾の物理的侍性と人体への影響」
  上山真知子会員(教育班)
    「戦場における精神的病(やまい)

 イラク戦争の「開戦」から1年が過ぎようとしていますが、依然としてイラクでの戦火はやむことがありません。そうした地域に日本の自衛隊が派兵されたわけですが、イラク戦争には憲怯問題や大量破壊兵器の有無の問題とは別に、深刻な保健衛生上の問題も存在しています。それが放射性廃棄物を兵器に利用した「劣化ウラン弾」による放射能汚染と、戦場で日々を暮らすことになった現地住民や兵士たちがかかえる心の病、そして身体の病です。次回の例会では、これら“静かな大量破壊”とも言うべき問題について、専門の研究者である会員に提起をしていただいて、考えていこうと思います。
 おりしも大学の新歓行事にあわせての企画ですので、お知り合いの新入生や、職場の新人の方ともお誘い合わせの上、おいでくだされば幸いです