JSA

知的財産を考える市民懇話会(第10回)のご案内

 「世界を睨んだ知財戦略の強化」をサブタイトルとしたが決定した「知的財産推進計画2008」(2008年6月、知的財産戦略本部)には、「国際標準」という言葉が106回登場します。「標準」だと145回です。3年前の「知的財産推進計画2005」では、「標準」は73回の登場でした。関連して、「イノベーション」の言葉も、3年前の7回から51回に激増していることが注目されます。
 国際標準といえば、時計のムーブメントやDVDの規格など、日本主導の標準を実現しても高収益の維持に結び付けられなかった経験や、日本市場での開発で培った技術的優位を他国で生かせなかった第3世代携帯電話の経験などが知られています。先の「推進計画」では、「国際標準化活動を強化する−国際標準総合戦略の実行」を掲げ、「研究活動と国際標準化活動を一体的に推進する」「産学官の連携を強化する」「国際標準化活動のリーダーを育成する」「顕彰制度を充実する(総理大臣表彰の創設等)」などの施策の強化も提言されているところです。
 また、「世界標準」を獲得して、世界の市場に商品を広く流通させることが期待できる一方、特許権の本質である排他的独占権を、「自主的」に開放・放棄することも多く、特許権の機能が変わってきたという指摘もあります。
 今回の懇話会は、制御に関連する技術分野で世界標準づくりに携わった具体的な経験を通じて、「標準」の策定をめぐる国内外のさまざまな思惑に満ちた動きや、知的財産権の取扱いをめぐる議論とその集約点などについて、お話しをいただき、自由な意見交換を行います。
 若干欲張りですが、注目の「You Tube」と著作権についての話題提供も予定しています。
皆さんの御参加を、お誘い申し上げます。
 「知的財産を考える市民懇話会」は、知的財産の実務に関する話題を中心に12年40回続いた「JSA知的所有権ミニシンポジウム」を発展させ、より広く市民的、国民的立場から、知的財産(権)に関わる多様な課題を取り上げ、自由な立場で考え、議論する場として、2006年6月から開催しているものです。
           記
日時: 2009年2月11日(水・休日) 13:30〜17:00
場所: 文京シビックホール 会議室2 (シビックセンタービル3階)
(文京区春日1−16−21) TEL03(5803)1162
     (丸の内線・南北線後楽園駅、都営三田線・大江戸線春日駅、下車すぐ)
内容: 標準と知的財産権を考える
報告1:「(世界)標準と知的財産権をめぐる基本的論点」   JSA特許庁分会
報告2:「工場自動化分野における世界標準づくりの経験からみた標準と知財」
河上 茂
話題提供: You Tubeと著作権
<話題提供を歓迎します。時間配分の都合上、できるだけ事前に予定をお知らせください。液晶プロジェクタを用意していますので、利用御希望の方は、メモリ等を御持参ください。>
 資料代:500円
          主催:知的財産を考える市民懇話会
          共催:日本科学者会議(JSA)東京支部特許庁分会
          協力:日本科学者会議科学・技術政策委員会

知的財産を考える市民懇話会(第9回)のご案内

 遡ること半世紀の1958年,安藤百福氏が発明した日清チキンラーメンに追随者が続出して業界が戦国時代になったとき,氏は1964年、『野中の1本杉になってそびえるより、豊かな森にした方が実りが多い。大衆に安く商品を提供するためにも小異を捨てて大同につく』として、『日本ラーメン工業協会』を設立し製法特許権を譲りました。これが、業界の発展に寄与したといえます。
 また、自動車の3点式シートベルトは、1958年にボルボが発明し、特許を取得したものですが、同社は無償で特許を公開し、その安全に対する精神と取組みが賞賛されました。
 更に、ウィキペディア(ネット上で作成、公開されている百科事典)の方式に倣い、フィンランドでは、集合知的なアプローチで、中古ガソリン自動車の電気自動車への改造促進を進めています。
 「知財推進計画2008」では、「オープンイノベーションに対応した知財戦略を推進する」、「コモンズの取り組みや、オープンソ−スソストウエアの活用を促進する」と述べていますが、「推進計画」でのこれら新しい提起は、「知的成果の保護は万全であるべき」という意見と「人々の創造活動は自由であるべき」という意見のバランス変化を示唆し,知財立国路線の曲がり角を窺わせます。
 他方、「我が国の研究開発効率は低下しているおそれがある。…我が国の企業はオープン・イノベーションの取組に立ち遅れている可能性がある。まず、我が国の企業は、売上高や研究開発費に占める海外の子会社の割合が他の先進国と比較して極めて低い水準にとどまっており、外部の研究開発組織との連携も進んでいない(「通商白書2008」)という指摘もあります。
 今回の懇話会では、知財のグローバル化が大きく進む中で、これまで余り検討されていない視点から、今日の知財問題を考えてみます。
 皆さんの御参加を、お誘い申し上げます。
 「知的財産を考える市民懇話会」は、知的財産の実務に関する話題を中心に12年40回続いた「JSA知的所有権ミニシンポジウム」を発展させ、より広く市民的、国民的立場から、知的財産(権)に関わる多様な課題を取り上げ、自由な立場で考え、議論する場として、2006年6月から開催しているものです。
             記
日時: 2008年9月27日(土) 13:30〜17:00
場所: 文京シビックセンター 4階 会議室B
(文京区春日1−16−21) TEL03(5803)1162
     (丸の内線・南北線後楽園駅、都営三田線・大江戸線春日駅、下車すぐ)
内容: グローバル時代の知財戦略−検討の盲点を探る
@「開放特許」について−もう一つの「知財立国」を探る       大山 光
A日本企業の「多国籍化」の特徴と、知財戦略       JSA特許庁分会
 <話題提供を歓迎します。時間配分の都合上、できるだけ事前に予定をお知らせください。液晶プロジェクタを用意していますので、利用御希望の方は、メモリ等を御持参ください。>
 資料代:500円
          主催:知的財産を考える市民懇話会
          共催:日本科学者会議(JSA)東京支部特許庁分会
          協力:日本科学者会議科学・技術政策委員会
 問い合わせ先:野村(jsachizaiアットマークhotmail.co.jpまで)

知的財産を考える市民懇話会(第8回)
  −−新たな「秘密特許」の動きを考える−−

 商標・特許の大幅料金引下げ、仮実施権登録制度の創設などを内容とする特許法等の改正案の国会審議では、話題のiPS細胞の特許(出願)の問題を始め、研究開発戦略と知的財産の関連などについて様々な懸念が表されていましたが、更に重大な問題が浮上しました。
 「アメリカ合衆国の特許法に基づいて秘密に保持されている発明が日本に対して出願された場合には、日本においてもアメリカ合衆国と同様の取り扱いをするということにされております。」「いわゆるこの出願に基づきまして、アメリカにおいて秘密が解除されて公表されたものの件数は、95件でございます。」 (肥塚特許庁長官)
 「秘密特許の問題は、(「技術情報等の適正な管理の在り方に関する研究会」における) このような幅広い検討の中で、安全保障上の機微な技術に関しまして議論している課題の一つという位置づけでございます。」(鈴木経産省経済産業政策局長)
 これらは4月2日の衆議院経済産業委員会での政府答弁です。
 また、1988年に出願された米国発の秘密特許出願の半分が非公開のままになっていること、経済産業省の研究会には、太田文雄氏(元在米大使館防衛駐在官、元防衛庁情報本部長(海将))、後藤啓二氏(元警察庁、元内閣府安全担当参事官)などのメンバーが委員となり、非公開で、秘密特許制度の創設を含めて議論していることが明らかとなりました。
 「特許ですら秘密というのでは、研究開発に秘密の網がもっと大きく被さってくる!?」
 今回の「知的財産を考える市民懇話会」は、予定を切り替え、こうした質問が寄せられているこの重大課題について、緊急企画として状況把握と意見交換をしたいと思います。
 皆さんの御参加を、お誘い申し上げます。

 「知的財産を考える市民懇話会」は、知的財産の実務に関する話題を中心に12年40回続いた「JSA知的所有権ミニシンポジウム」を発展させ、より広く市民的、国民的立場から、知的財産(権)に関わる多様な課題を取り上げ、自由な立場で考え、議論する場として、2006年6月から開催しているものです。

       記

日時:2008年5月10日(土) 13:30〜17:00

場所:文京シビックセンター 4階 会議室B
(文京区春日1−16−21) TEL03(5803)1162
     (丸の内線・南北線後楽園駅、都営三田線・大江戸線春日駅、下車すぐ)

内容: 新たな「秘密特許」の動きを考える
 問題提起 「公開された米国秘密特許と新「秘密特許」の検討」(仮題)

        JSA特許庁分会

<話題提供を歓迎します。時間配分の都合上、できるだけ事前に予定をお知らせください。液晶プロジェクタを用意していますので、利用御希望の方は、メモリ等を御持参ください。>
 資料代:500円
          主催:知的財産を考える市民懇話会
          共催:日本科学者会議(JSA)東京支部特許庁分会
          協力:日本科学者会議科学・技術政策委員会
 問い合わせ先:野村(jsachizai@hotmail.co.jpまで)

知的財産を考える市民懇話会(第7回)

 企業のグローバル展開の中で、事業戦略、研究開発戦略の変化が生まれ、これが新たな(自己)矛盾を引き起こしていることに対して、
世界的な問題意識の広がりが生まれています。今回の「知的財産を考える市民懇話会」は、この今日的な課題について、自由な意見交
換をします。

日時:2008年2月2日(土) 13:30〜17:00
場所:文京シビックセンター 3階 会議室3B
   (丸の内線・南北線後楽園駅、都営三田線・大江戸線春日駅、下車すぐ)
内容: グローバル化時代の知的財産(権)を考える
 問題提起1 「多国籍の製造企業での研究開発の多国分散処理、Outsource利用」
                       宗倉哲(JSA神奈川民間懇)
 問題提起2 「欧米で広がる知的財産権の役割への疑問」
  @ 「プロパテント 2.0」(?)模索の動きについて  JSA特許庁分会
  A 「パテントトロール」について           大山光(知財研究者)
資料代: 500円

知的財産を考える市民懇話会(第6回)のご案内

2002年11月に知的財産基本法が制定され、「大学等は、その活動が社会全体における知的財産の創造に資するものであることにかんがみ、人材の育成並びに研究及びその成果の普及に自主的かつ積極的に努めるものとする。」(第7条)とされて以来、日本の知的財産政策は、大学の知財活動の強化を軸に進められてきました。
本年5月の「知的財産推進計画2007」でも、「戦略的な知的財産活動に取り組む大学等やTLOへの支援を行う」、「大学知的財産本部・TLOの一本化や連携強化を進める」、「大学等の評価において知的財産活動に配慮する」、「利益相反に関するマネジメントを強化する」、「大学における株式等の取得・売却の円滑化を図る」、「基礎研究の成果を産学官連携を通じてイノベーションにつなげる」、「大学等における輸出管理を強化する」と注文続出です。
いま大学では、「共同研究がやりにくくなった」「研究発表の制約が強まった」「研究テーマの選択が不自由になった」などの声も広がっています。
今回の「知的財産を考える市民懇話会」は、“大学と知的財産”に焦点を当てて、研究成果の公共性と知的財産・知的財産権の問題を自由に話し合いたいと考えています。
皆さんの御参加を、お誘い申し上げます。
(なお、今回の懇話会は、12月1〜2日に開催されるる東京科学シンポジウムのプレシンポジウムとして行われます)

「知的財産を考える市民懇話会」は、知的財産の実務に関する話題を中心に12年40回続いた「JSA知的所有権ミニシンポジウム」を発展させ、より広く市民的、国民的立場から、知的財産(権)に関わる多様な課題を取り上げ、自由な立場で考え、議論する場として、2006年6月から開催しているものです。


日時:2007年10月13日(土) 13:30〜17:00
場所:文京シビックセンター 地下2階研修室A
(文京区春日1−16−21) TEL03(5803)1162
      (丸の内線・南北線後楽園駅、都営三田線・大江戸線春日駅、下車すぐ)
内容: 
1.大学と知的財産を考える
<問題提起>「国立大学教員の研究成果に特許の取得は許されるのか」
多羅尾光徳(大学教員)
<補足報告>大学に関する知財政策の歴史的変化の整理−JSA特許庁分会
2.その他,知的財産権をめぐる最近の状況等
<話題提供を歓迎します。時間配分の都合上、できるだけ事前に予定をお知らせください。液晶プロジェクタを用意していますので、利用御希望の方は、メモリ等を御持参ください。>
 資料代:500円
          主催:知的財産を考える市民懇話会
          共催:日本科学者会議(JSA)東京支部特許庁分会
          協力:日本科学者会議科学・技術政策委員会
問い合わせ先:野村(jsachizai@hotmail.co.jpまで)

知的財産を考える市民懇話会(第5回)のご案内

 6月7日に開催されたハイリゲンダム・サミットは、地球温暖化対策の合意と並んで、「世界経済の成長と安定のためのG8アジェンダ」において、「十分に機能する知的財産権制度は、イノベーションの促進を通じた世界経済の持続可能な発展にとって不可欠な要素である。我々は、世界規模での特許権の取得と保護を改善するため、国際的な特許制度の合理化と調和の重要性を認識する。」と宣言しました。先進国の会議であるだけに、海賊版・模倣品規制を中心とした途上国との「対話」が強調されています。
 他方、知的財産についてのTRIPS協定を含むWTO(世界貿易機関)ドーハ・ラウンド交渉は、「エイズコピー治療薬解禁へ 特許緩和で枠組み合意」(2003年8月)で話題を呼んだ後、中断と再開を繰り返し、各国の財界が「失敗は許されない」と共同宣言して、ねじを巻く状態です。その中で、WIPO(世界知的所有権機関)の2004年統計では、日本人による海外出願件数が13.8万件と世界一で、米国人による12.5万件を上回っています。
 今回の「知的財産を考える市民懇話会」は、知的財産権の国際的動向に焦点を当てて、永年に亘り知的財産と経済社会の関係を追跡し、最近、「WTO・TRIPsの成立と知的財産をめぐる21世紀の課題」を著した(「ユビキタス時代の産業と企業」(共著))ベテラン研究者から、「世界特許」の虚実と歴史的背景について、縦横に語り問題提起してもらいます。
皆さんの御参加を、お誘い申し上げます。

「知的財産を考える市民懇話会」は、知的財産の実務に関する話題を中心に12年40回続いた「JSA知的所有権ミニシンポジウム」を発展させ、より広く市民的、国民的立場から、知的財産(権)に関わる多様な課題を取り上げ、自由な立場で考え、議論する場として、2006年6月から開催しているものです。

          記
日時:2007年7月14日(土) 13:30〜17:00
場所:文京区民センター 3階会議室D
(文京区本郷4−15−14) TEL03(3814)6731
      (丸の内線・南北線後楽園駅、都営三田線・大江戸線春日駅、下車すぐ)
内容: 
1.『世界特許は、「バベルの塔」?−WTO・TRIPsと知的財産』
        加藤英一(知財研究者・弁理士)
<補足報告>世界特許・知的財産の国際化をめぐる動向
        JSA特許庁分会
2.その他,知的財産権をめぐる最近の状況等
<話題提供を歓迎します。時間配分の都合上、できるだけ事前に予定をお知らせください。液晶プロジェクタを用意していますので、利用御希望の方は、メモリ等を御持参ください。>
 資料代:500円

知的財産を考える市民懇話会(第4回)のご案内

「知的財産を考える市民懇話会」は、12年40回続いた「JSA知的所有権ミニシンポジウム」(発明者と国民に役立つ知的所有権制度の実現を目指し、実務的問題に関心のある方を中心とする特許庁内外の開かれた集まり)を発展させ、より広く市民的、国民的立場から、知的財産(権)に関わる多様な課題を取り上げ、考え、議論する場として、2006年6月から開催しているものです。
今回は、テーマとして、『知的財産権と倫理、企業利益、社会還元』を取り上げて、討議します。
特許権など、知的財産権は、「天才の炎に利益という油を注いだ」(リンカーン)と称されるように、有益な発明に対して、独占利潤を一定期間保証することによって、技術を公開し、その発展を促進する制度として、社会的認知を受けてきました。同時に、当初から今日まで、独占の弊害や、科学・技術成果の公開に対する制限などとの調和が、永く問われ続けています。
他方、今日、世界中の多くの学会等が、科学や技術のあり方を論議し、関係者の「倫理」の確立を追求しており、日本でも、研究者の倫理が大いに論じられています。
日本科学者会議も、『研究者の「権利地位宣言」「倫理綱領」』(案)について、昨年来、本格的な検討を行っていますが、その中で研究成果の取扱いに関しては、様々な考え方から論議を呼んでいます。特に、企業の研究成果はどうあるべきか、その倫理との関連、企業利益との関連、社会還元はどうなされるべきなのか、を 知的財産制度との関連から考える機会を持ちたいと考え、企画しました。
御興味のある方々の御参加を、お誘い申し上げます。
      記
日時:2007年4月21日(土) 13:30〜17:00
場所:文京シビックセンター 3階会議室B
(文京区春日1−16−21)TEL03(3812)7111
     (丸の内線or南北線後楽園駅、都営三田線or大江戸線春日駅、下車すぐ)
内容: (予定)
1.『知的財産権と倫理、企業利益、社会還元』
 (1)知的財産権と倫理
    −企業内研究の成果はどうあるべきか
    −発明者・企業の権利と責任
 (2)知的財産制度の経済的・社会的役割、意義付けについて
2.その他,知的財産権をめぐる最近の状況等
<話題提供を歓迎します。時間配分の都合上、できるだけ事前に予定をお知らせください。液晶プロジェクタを用意していますので、利用御希望の方は、メモリ等を御持参ください。>
 資料代:500円
          主催:知的財産を考える市民懇話会
          共催:日本科学者会議(JSA)東京支部特許庁分会
          協力:日本科学者会議科学・技術政策委員会
問い合わせ先:増澤(QZT11146@nifty.com)まで

知的所有権ミニシンポジウム(第40回)のご案内

 「JSA知的所有権ミニシンポジウム」は、発明者と国民に役立つ知的所有権制度の実現を目指し、実務的問題に関心のある方を中心とする特許庁内外の開かれた集まりとして、立場にとらわれない自由で率直な研究と議論を、多岐にわたり続けてきました。
 この度、1994年3月19日の第1回から12年間継続して第40回を迎え、JSA東京支部との共催を得て、「科学技術の進歩と知的財産権の課題」をテーマとした記念講演と、40回の歩みを振り返り、新たな確実な一歩を踏み出すべく、今後の運営についての提案を行い、40回を記念として懇親会も併せて行うこととしました。
 どうぞお気軽にご参加下さい。
            記
 日時:2006年3月25日(土) 12:00〜15:00頃
 場所:ピアンタ本郷
    文京区本郷2−30−7(TEL:03−5804−0255)
 内容:
  記念講演(30〜40分)長田好弘氏(JSA東京支部代表幹事)
   「科学技術の進歩と知的財産権の課題」(仮題)
  報告(15分)「ミニシンポ40回の歩みと今後の運営」(事務局)
  懇親会(1.5時間程度)
 
参加費:3,000円
               主催:日本科学者会議(JSA)東京支部特許庁分会
                  知的財産研究会(民間技術者中心の研究会)
               共催:日本科学者会議東京支部

知的所有権ミニシンポジウム(第38回)のご案内

特許審査迅速化法により改正された特許法で導入される「新職務発明制度」については、2005年4月1日から施行されました。それに向けて、各企業では社内規定の見直しが行われ、そのプロセスに「アリバイ」的なものを感じて不満を持っている技術者の存在などが雑誌にとりあげられるなど、話題を呼んでいます。知的財産協会でのアンケートも行われています。いささか旧聞になりますが、青色LED訴訟の和解をどう見るか、その波紋を含め、「新職務発明制度」に絡む問題を検討していきます。
商標分野では、地域ブランド制度が新設される動きになっています。(商標法改正法案が通常国会に上程されています。)今までの実務と混乱なく新しい制度が機能するのかを検討します。
その他の動きとしては、知的財産戦略計画2005年版が6月初めには策定されることも予想されています。
「JSA知的所有権ミニシンポジウム」は、発明者と国民に役立つ知的所有権制度の実現を目指し、実務的問題に関心のある方を中心とする庁内外の開かれた集まりとして、立場にとらわれない自由で率直な研究と議論を、多岐にわたり続けてきました。
 下記のとおり、第38回目の「JSA知的所有権ミニシンポジウム」を開催します。テーマが大きく内容調整中ですが、どうぞお気軽にご参加下さい。

              記
 日時:2005年6月18日(土) 13:30〜17:00
 場所:文京区シビックセンター 3階3B会議室
(文京区役所の26階建のビル内。TEL 03-3812-7111
         丸の内線or南北線後楽園駅、都営三田線or大江戸線春日駅下車すぐ)
 内容: (予定。時間配分等を調整中です)
1.新職務発明制度をめぐって      
   −各企業での取り組み−,−青色LED訴訟和解とその波紋−
2.地域ブランド問題
3.その他、知的所有権をめぐる最近の状況等(知財推進計画など)

 <話題提供を歓迎します。時間配分の都合上、できるだけ事前に予定をお知らせください。
      液晶プロジェクタの用意があります。>

 資料代:500円
               主催:日本科学者会議(JSA)東京支部特許庁分会
                  知的財産研究会(民間技術者中心の研究会)
                協力:日本科学者会議科学・技術政策委員会

 


   JSA知的所有権ミニシンポジウム(第37回)
 
  「知的所有権ミニシンポジウム」は、日本科学者会議東京支部特許庁分会と知的財産研究会(民間技術者中心
の研究会)の共催で行っているもので、発明者と国民に役立つ知的所有権制度の実現を目指し、実務的問題に関
心ある方を中心とする庁内外の集まりとして、現場の実態を踏まえ、庁の施策に拘泥せず、自由な議論を進めて
います。
・日時:1月22日(土) 13:30-17:00
・場所:文京シビックセンター 5階研修室B
・内容:@中国の最近の知財情報
    A「持続可能な文明」をめざして−科学・技術と知的財産
    B「医療関連行為の特許保護の在り方について(とりまとめ)」について
    Cその他、知的所有権をめぐる最近の状況等

 

   JSA(The Japan Scientists' Association)
   知的所有権ミニシンポジウム(第36回)のご案内


 特許審査迅速化法により改正された特許法で導入される「職務発明制度」については、特許庁が「手続事例集」をまとめ、パブリックコメントを行い、9月上旬には公表するスケジュールです。予想される問題などを検討していきます。(8月5日現在)。
 一方、急浮上した問題として、規制改革・民間開放推進会議による、「中間とりまとめ(案)」では、「審査等の業務を含め、登録等に係る業務については、基本的にその事務・事業に政策判断が入り込む余地はないことから民間開放は可能であると考えられる。」とされ、検討事項例に「工業所有権の登録」があげられています。本当に、民間開放可能な業務なのか、推進会議の論点について、検討していきます。
 「JSA知的所有権ミニシンポジウム」は、発明者と国民に役立つ知的所有権制度の実現を目指し、実務的問題に関心のある方を中心とする庁内外の開かれた集まりとして、立場にとらわれない自由で率直な研究と議論を、多岐にわたり続けてきました。
 下記のとおり、第36回目の「JSA知的所有権ミニシンポジウム」を開催します。テーマが大きく内容調整中ですが、どうぞお気軽にご参加下さい。
              記
 日 時:2004年9月11日(土)13:30〜17:00
 場 所:文京シビックセンター 4階会議室B
        (文京区役所の26階建のビル内。TEL 03-3812-7111
         丸の内線or南北線後楽園駅、都営三田線or大江戸線春日駅下車すぐ)
 内 容:   (予定。時間配分等を調整中です)
1.特許業務は、民間開放できるのか?     JSA特許庁分会
2.職務発明の「事例集」について        JSA特許庁分会
3.その他、知的所有権をめぐる最近の状況等
   <話題提供を歓迎します。時間配分の都合上、できるだけ事前に予定をお知らせください。
      液晶プロジェクタの用意があります。>
 資料代:500円
               主催:日本科学者会議(JSA)東京支部特許庁分会
                  知的財産研究会(民間技術者中心の研究会)
                協力:日本科学者会議科学・技術政策委員会

 
   知的所有権ミニシンポジウム(第35回)のご案内

 特許審査迅速化法案は、4月16日の衆議院本会議での趣旨説明と質問、経済産業委員会での趣旨説明、4月23日の参考人意見聴取を経て、4月28日委員会審議と採決の予定でしたが、年金「改正」法案の厚生労働委員会での与党単独採決の動きとの絡みで、現在経済産業委員会の審議も止まっており、今後の予定は不明確です。(4月30日現在)。本会議・経済産業委員会の審議の中での論点などを検討していきます。
 一方、産業構造審議会・特許戦略WGでは、再生医療等医療関連特許について論議されており、動きをフォローし、医療関係者も含めて、検討していきます。
 「JSA知的所有権ミニシンポジウム」は、発明者と国民に役立つ知的所有権制度の実現を目指し、実務的問題に関心のある方を中心とする庁内外の開かれた集まりとして、立場にとらわれない自由で率直な研究と議論を、多岐にわたり続けてきました。
 下記のとおり、第35回目の「JSA知的所有権ミニシンポジウム」を開催します。テーマが大きく内容調整中ですが、どうぞお気軽にご参加下さい。

              記
 日 時:2004年5月15日(土)13:30〜17:00
 場 所:文京シビックセンター 4階会議室B
        (文京区役所の26階建のビル内。TEL 03-3812-7111
         丸の内線or南北線後楽園駅、都営三田線or大江戸線春日駅下車すぐ)

 内 容:   (予定。時間配分等を調整中です)

1.特許審査迅速化法はどうなったのか?=国会審議から= JSA特許庁分会
2.再生医療等医療関連特許について          JSA特許庁分会
2−1.遺伝子発現制御と再生医療の特許について    医療関係者
3.その他、知的所有権をめぐる最近の状況等

<話題提供を歓迎します。時間配分の都合上、できるだけ事前に予定をお知らせください。 液晶プロジェクタの用意があります。>

    資料代:500円
           主催:日本科学者会議(JSA)東京支部特許庁分会
              知的財産研究会(民間技術者中心の研究会)
            協力:日本科学者会議科学・技術政策委員会