日本科学者会議東北地区シンポジウム
大学の地域貢献
−東北におけるその展開と課題−
大学と地域との関係が今日ほど重く問われる時代はかつてありませんでした。国立大学に関していえば、独立行政法人化にあたって自らのアイデンティティをどこに求めるかにつき、各大学ともそれぞれ苦慮することになりました。共通しているのは、どの大学でも産業界との協同や、地域・自治体との連携を強調して
いる点です。
実際の教育においても、企業の名を掲げた冠講座を開くとか、企業人を非常勤講師に招聘してキャリア教育をすすめるとかの方法が取り入れられ、また現職の公務員や企業人、学校教員を大学院生として受け入れることも盛んです。
こうした最近の特徴的な動きは、大学の研究や教育にどんな影響を及ぼしているのでしょうか。また地域の自治体や企業は大学に何を求めており、両者の間にミスマッチはないのでしょうか。東北各地の大学の状況を話し合い、交流を深めたいというのが本企画の趣旨です。日本科学者会議の会員でない方も含め、多くの皆さまの参加をお待ちしています。
日 時 2007年11月23日(勤労感謝の日)午後1時30分〜
24日(土)午前中
会 場 福島大学まちなかブランチ(チェンバおおまち3階)
資料代 500円
主 催 日本科学者会議東北地区
(青森支部、岩手支部、宮城支部、秋田支部、山形支部、福島支部)
プログラム
11月23日(金・勤労感謝の日)13:30開始
全体会(13:40〜16:30)
基調講演 北村 実氏(日本科学者会議代表幹事)
「科学者の社会的責任と大学の地域貢献」
パネルディスカッション(14:20〜16:30)
コーディネーター 清水修二氏(福島大学)
報告者
国分寿雄氏(福島県商工労働部)
「大学の地域貢献−地方自治体から」
神田健策氏(弘前大学)
「大学と地方自治体との連携と課題」
内藤生後氏(内藤工業所:郡山)
「大学の地域貢献−地域の企業から」
西川和明氏(福島大学)
「大学と中小企業との連携・交流」
アドバイザー 北村 実氏
懇親会(希望者のみ)18:00〜 場所:珍満賓館 会費:4千円
11月24日(土) 9:00開始
分科会(1)(9:00〜12:00)
岩鼻通明氏(山形支部)「映画を通した地域活性化−地方自治体との連携」
小笠原卓氏(宮城支部)「大学の地域貢献を考える−ゴミ問題を例にして」
兼田 繁氏(福島支部)「高大連携について」
分科会(2)(9:00〜12:00)
広瀬精二氏(山形支部)「企業との共同研究−実例の紹介」
丹波史紀氏(福島支部)「震災ボランティアと大学」
左近拓男氏(秋田支部)「秋田における大学の個人業績評価について」
問い合わせ先:福島大学経済経営学類 清水修二
e043アットマークipc.fukushima−u.ac.jp