JSA

滋賀支部公開講演学習会「国土開発と災害問題―歴史的失敗と今後の課題」
(滋賀・大学サテライト・プラザ彦根)


部公開講演学習会
「国土開発と災害問題―歴史的失敗と今後の課題」

日時:2011年5月21日(土)14時半〜16時半
講師:宮本憲一 氏(元滋賀大学学長)
場所:大学サテライト・プラザ彦根(彦根市大東町2-28)
    JR彦根駅前 平和堂アル・プラザ 6F
連絡先:滋賀支部 akrkojimaアットマークybb.ne.jp(小島)

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JSA県大サロン「研究の窓辺」

 今回は、工学部の菊地憲次先生に、常識を覆す寿命の長いナノバブルの画期的な発見をされ、現在解明をされているお話をしていただきます。感心のある学生・院生諸君も、気軽にご参加ください。

日時:2008年12月5日(金)午後5〜6時30分
場所:滋賀県立大学交流センター2階研修室7・8 入場無料 
テーマ:「水電解によるナノバブル生成とその応用」
講師:菊地 憲次先生(滋賀県立大学工学部・材料科学科)

 塩化ナトリウム水溶液などを電気分解して得られた電解水中に, 直径が20〜600nmの水素ナノバブルが存在することを初めて見出しました。1997年に学会発表したところ非難の的となりました。このような経験は初めてで意気消沈しましたが,思い直してナノバブルの存在の証拠を更に積み重ねることで次第に認知されだし、今では電解科学技術委員会で機能水の担当を要請され、発見当時とは隔世の感があります。非難の理由は,気泡の内部圧は直径が小さい程高くなり, 20nmでは約200気圧となるので,20nmのナノバブルの寿命は数ミリ秒と予測されます。しかし水素のナノバブルで3時間存在すると発表したからでした。ところが酸素のナノバブルは50日間も存在することを確認しています。また,この気泡の重さは電気分解の条件によって変わり,水よりも大きいものがあることを初めて見出しました。このようなナノバブルの生成とその安定化機構を解明しつつあります。またこの応用として,アルカリイオン水や,プリント基板等の洗浄があります。特に電解水による洗浄は環境負荷を与えない技術として注目されています。そこで,この洗浄能力とナノバブルの関連について明らかにしてきたことについても, 紹介する予定です。

 ご講演終了後、人間看護学部の食堂ナシェリアで、参加者や会員を交えた懇親会 (忘年会)を行います。こちらも、みなさま是非ご参加ください。

日本科学者会議滋賀支部講演学習会

下記の要領で滋賀支部講演学習会を開催いたします。ふるってご参加ください。

     記
日時:2008年3月1日(土)午後2時30分〜4時30分
場所:「コミセン野洲」研修室(野洲市市役所横、JR野洲駅南口徒歩5分)
テーマ『滋賀県下の地下水汚染』
講師:畑 明郎氏(大阪市立大学大学院教授・びわ湖の水と環境を守る会代表)

 野洲市が2007年秋に企業立地促進法に基づく「野洲市・基本計画」で、既存の京セラ(旧IBM)や村田製作所にそれぞれ隣接した、JR野洲駅北口周辺地域(市三宅地先)とJR篠原駅地域に、IT企業とその関連企業の大規模な集積計画を発表したことは、皆様既に新聞等でご承知のことと存じます。この計画は交通の利便性と豊かな地下水資源に裏打ちされたものと思われますが、広大な農地をつぶすことや、地下水脈の上流に工業団地をつくり、有害物質が漏洩した場合には、最終的には琵琶湖をも汚染することになり、必ずしも手放しで歓迎される状況ではありません。
 そこで、日本科学者会議の滋賀支部では、竜王町にお住まいで県下の地下水汚染に詳しく、『拡大する土壌・地下水汚染』(世界思想社、2004年)の著者の、大阪市立大学の畑先生にご講演いただくことを企画しました。先生には、守山市・野洲町・中主町水道水源地の四塩化炭素による地下水汚染、信楽町水道水源地のフェノール汚染、滋賀県の地下水汚染、滋賀県の工業化と地下水汚染、解決への提言などをお話いただく予定です。
 今回の野洲市の企業立地計画に伴い、企業による地下水汚染を未然に防止するという観点から、行政や市民の皆様にとって大いに参考になると思われます。


JSA県大 サロン
      
  “研究の窓辺”

 日毎に秋も深まり、学習、研究に最適な季節になってきました。ところで皆さんは日本科学者会議をご存知でしょうか。日本科学者会議は真に科学を国民のために発展させるべく、日本で唯一の研究者・技術者の自主的な集団として50年以上の歴史を有し、滋賀県でも多数の会員が加入しており、専門性を生かし古くは公害問題などで先駆的な役割を果たし、今も様々な領域で活動しています。(http://www.jsa.gr.jp参照)
 県立大学も開学から10年を過ぎて多数の院生を擁するようになり、教員、院生が毎日精力的に各自の研究課題に取り組んでおられます。日本科学者会議の県立大学分会では、そのような皆さんに、これから会員内外の研究を紹介する場を設け、どのようにして研究テーマを見出したか、あるいはどのようにして課題を突破したかなど、院生の皆さんにも大いに参考になる話をしていただこうということになりました。
初回は工学部の教員で物理学を専門とされ、立命館大学等との共同研究で60年近く信じられてきた既成概念を最近打破する世界的な成果をあげつつある小島先生に、その研究内容を易しく説明していただき、どのような視点で取り組んできて、如何にして成功できたのかをわかりやすく解説していただくことになりました。学生諸君も歓迎しますので多数御来聴下さい。

日 時:2006年10月20日(金) 17:00〜18:30
場 所:交流センター  1階研修室4
・小 島   彬 氏(工学部材料科学科教員)
「60年にわたる誤りを正すー私達の物理学研究の紹介」


(小島さんから一言)
どなたもお持ちの携帯電話の中に内蔵されたチタン酸バリウムという素子は、1940年代の後半から信じられてきて、どの教科書にも記述されているその基本的な構造などが全く間違っていることを最近指摘しまして、この夏行われたヨーロッパのコンファレンスでも講演要請があって、講演をおこなってきました。     
これは単にチタン酸バリウムだけの問題にとどまらず、強誘電体とよばれる物質全体の解釈を全面的にし直すことを迫るものです。当日はわかりやすくその内容をご紹介し、院生や進学する学生の皆さんへの参考となるような研究テーマの選択や位置づけ、課題を如何に克服したかなどのお話をしたいと思っています。


 

 滋賀支部憲法9条フォーラム
   学習会・憲法「改正」をめぐる動向と問題点

 日本国憲法第9条を焦点にして、憲法「改正」の策動が強まってきている。最近の動向をふまえ、憲法「改正」問題の本質と第9条擁護の意義について改めて考えてみたい。

日時:2005年5月21日(土) 15:00-17:00
会場:滋賀県草津市まちづくりセンター

概要:
   15:00-16:30 講演 憲法「改正」をめぐる動向と課題
            講師 武永 淳(滋賀大学経済学部)
   16:30-17:00 質疑

主催:JSA滋賀支部
  *連絡先が分からないときはJSA全国事務局(03-3812-1472)へお尋ねください。