沖縄支部・緊急講演会
「巨大地震・津波・原発災害…東日本大震災について考える」
(沖縄・琉球大学理学部 114教室)


JSA沖縄支部 緊急講演会
巨大地震・津波・原発災害…東日本大震災について考える

2011年4月22日(金) 18:15-21:00
琉球大学理学部114教室
*理学部正面玄関はいってすぐ・生協店舗前の入口から入ったばあい廊下を直進して下さい.

●加藤 祐三さん(琉大理学部元教授)
「東日本地震津波の災害と教訓」

 加藤氏は岩石学が専門。琉球列島における歴史的な地震・津波についても研究をしてきました。2011東北地方太平洋沖地震に伴って、どのように津波が起きたのか解説し、平安時代にこの地域で発生した貞観(じょうがん)津波について紹介し、津波防災の考え方と注意点について解説します。


●矢ヶ崎克馬さん(琉大理学部元教授)
「福島第一原発の炉心溶融 安全神話と内部被曝隠しは同根」

 矢ヶ崎氏は物理学が専門。琉大共通教育科目「核の科学」や原爆被爆者認定訴訟での内部被曝・低線量被曝の問題に取り組んできました。
 今回の地震後に自ら現地福島で見てきた状況を報告。安全神話のために、県下の自治体の役場に放射線計数管一つなく、いま放射能を感知し自主的に対処する手段もない実態があります。安全神話が住民の人権や地方自治を損なう事態は、日米両政府の「内部被曝」の意図的な軽視と全く共通の問題であると指摘します。

*どなたでもご参加になれます。お誘いあわせてご参加ください。
 入場は無料です。
*終了後、理学部内で懇親会を行います
(懇親会は一般2000 円程度・学生無料です)。

主催:日本科学者会議(JSA)沖縄支部・琉球大学分会
Tel./Fax.098-895-8518
メール okinawaアットマークjsa.gr.jp
ホームページ http://www.jsa.gr.jp/okinawa

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JSA沖縄支部 琉大分会有志

ご案内
琉球大学の,ごく近い未来を考える
〜 例えば,ユニバーサル・ユニバーシティ Universal Universityという理念 〜

国立大学が法人化されて6年が過ぎ,中期目標・計画の2期目にはいっています.
政府は,各省庁の予算を一律削減し,国立大学運営費交付金の大幅削減も危惧される事態です.
しかし,大学の基盤的な研究・教育の重視,高等教育予算の増額,過度な競争と評価の克服は,
日本学術会議をはじめ,高等教育・研究関係者の総意になってきたと言えます.福井大学のように,
大学の意義を学長自ら街頭に出て訴える大学も出てきています.
こうした激動の中で,私たち琉球大学はいま,どういう理念を提示して,教育・研究・運営を進めて
いくべきでしょうか.法人化のとき以上に,私たちの意識が問われている時期に来たのではないでしょうか.
そこで,このことを琉大の教職員が自由に考え,語り合う場を準備いたしました.
どなたでもご参加になれます.お誘い合わせの上,おこしください.

日  時 2010年11月10日(水) 午後6時から
会  場 法文205教室(法文学部棟正面玄関を入り2階に上がってすぐ)
話題提供 高良 鉄美 氏(法科大学院長(法務研究科長))
司  会 堺 英二郎 氏(理学部,前教授職員会会長)
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6・23平和のつどい ご案内

日時:2010年6月23日(水) 18−20時
場所:琉大理学部 105教室
報告者:武居 洋氏(前琉大医)
    矢ヶ崎 克馬氏(前琉大理)

核拡散防止(NPT)条約再検討会議ニューヨーク行動に参加して
− いまや核兵器廃絶は基本路線に −

・どなたでもご参加になれます.お誘い合わせの上,お越し下さい.
 参加無料.
・報告に続いて,自由討論を行います.
・会終了後,懇親会をおこないます.是非ご参加ください.

 5月にニューヨークで,核拡散防止条約再検討会議が開催されました.
失敗に終わった2005年会議とちがい,2000年会議で確認された核兵器国
の核兵器廃絶の「明確な約束」が,全締約国が合意した「最終文書」上
で,再確認されました.同文書では,核保有国に核兵器廃絶への「いっ
そうの取り組み」「具体的な進展」も求めています.いまや世界の流れ
は,核兵器国による独占的核保有を認める「核不拡散」ではなく,「核
兵器廃絶」であり,それは,「すべての国が,核兵器のない世界を達成
し維持するために必要な枠組みを確立するための特別な取り組みをおこ
なう必要について確認する」との文言からも明らかです.
 会議に先立って,日本科学者会議も協力して集めた691万筆の「核兵
器のない世界へ」署名がカバクチュラン再検討会議議長に渡されました.
同議長は会議の冒頭で,このことに触れて「市民社会の熱意に応えなけ
ればならない」と演説しました.核兵器廃絶を求める市民や科学者の運
動は国際情勢を動かしており,この会議では,そうした市民の力を国際
会議の代表団が認めるまでになったことが大きな特徴です.期限を切っ
た核廃棄廃絶の国際交渉を行うことに,一部の核兵器国は抵抗し,最終
文書にも盛り込めませんでしたが,圧倒的な非同盟諸国と,市民運動が
それを包囲しています.
 この会議への「市民社会」の行動には,沖縄からも参加者があり,普
天間基地の撤去や,米国の横暴や,それに従属する日本政府への批判も
主張してきました.沖縄の基地問題は,米国の「抑止力」に日本政府に
依存し続けるかの問題です.日米共同声明(2007)では,「あらゆる種類
の米国の軍事力(核及び非核の双方の打撃力及び防衛能力を含む)が,拡
大抑止の中核を形成し」ていると明言し,米国の核兵器体系への支持と,
海兵隊など在日米軍の日本駐留を,日米同盟の中核に位置づけています.
この路線を,鳩山政権・菅政権も継承しています.
 長崎に原爆を投じた米軍のB-29爆撃機は沖縄に帰還しました.沖縄を,
核戦争の舞台,戦争の出撃地にさせない,との思いをこめて,一夕,
ニューヨーク行動参加者の話をお聞きし,語り合いませんか.

主催:日本科学者会議沖縄支部・琉球大学分会

新年研究交流集会 道州制と地方自治を考える2

日 時:1月22日(金)18時〜20時
場 所:琉球大学
話題提供:渡名喜庸安氏(琉大法務研究科)
参加費無料
*終了後懇親会を行います.

JSAおきなわ 年末交流会

日 時:12月22日(火)18:30〜 終了後懇親会開催
テーマ:「生きたまま細胞の中をみる・調べる
    2008年ノーベル化学賞受賞者チェン氏の功績、ついでに私とホヤの話」
話題提供:泉水 奏氏(琉大医学部)
場 所:琉球大学理学部105教室 参加無料
    *琉大理学部棟 生協側入り口の階段上がり、右手すぐ
    *駐車場は理学部・教養部が便利です

JSAは、いま、会の維持発展のためにどうしても会員拡大が必要です。
ぜひ、こうした企画に多くの会員がご参加ください。
JSAも皆さんの心身も活性化しましょう。その際、非会員のお友達、同僚、
教え子など、新しい方を誘ってくださいますよう、お願いします。

秋の研究交流集会 道州制と地方自治を考える1

日 時:11月12日(木)18時〜20時 ※終了後懇親会を行います
場 所:琉大理学部 105教室 (琉大理学部棟生協側入り口の階段上がり右手すぐ)
              (駐車場は理学部または教養部が便利です.)

緊急報告:「泡瀬干潟埋め立て訴訟勝訴!」
    報告 亀山 統一(泡瀬干潟を守る連絡会副代表/泡瀬干潟「自然の権利」訴訟を支援する会代表)

報 告:「沖縄道州制懇話会提言の意義と課題」
    報告 中地 博 (沖縄大教授)

問い合わせ先:JSA沖縄支部

夏の研究交流会

 恒例の夏の研究交流会を下記の要領で開催します。今回も原水爆禁止世界大会科学者集会の参加報告を行い、 その後すぐに懇親会に移行します。
 暑気払いと交流が主目的の、肩のこらないつどいです。どなたでもご参加になれます。お誘い合わせの上、 お越し下さい。
8月7日(金)18時半〜
琉大理学部208教室 参加無料
 *琉大理学部棟 生協側入口の階段上がり、右手すぐ。
 *駐車場は理学部または教養部が便利です。
亀山統一氏(琉球大学農学部)
原水爆禁止2009世界大会科学者集会(8/2神戸)報告
 「科学者集会」は1987年8月8日に長崎で初めて開催され、その後、世界大会国際シンポジウムの前に、 広島・長崎以外の都市で開催されるようになっています。今年は「核兵器廃絶の流れを世界の大河に」を テーマに神戸で開催されます。神戸女学院大学の石川康宏氏による「核兵器のない世界へ-アジアからの 視点」を基調報告とし、6つの報告、海外代表の挨拶、益川敏英氏のビデオメッセージなどが盛り込まれ ています。近年、かならず日米同盟の再編動向についての沖縄からの報告を取り上げていただいています。 今年は、亀山統一が「沖縄の基地再編問題 核兵器廃絶・軍備縮小への世界的潮流に対する、日本発の 最悪の逆流を許さない」と題して報告します。また、武居洋、矢ヶ崎克馬の両氏も参加予定です。
 集会から5日目の企画ということで、ホットな参加報告が期待されます。それを受けて、自由な討論を 酒食を交えてできればと思います。
・報告に続いて、自由討論、懇親会をおこないます。
・「科学者集会」の案内はJSAホームページにあります。当日でももちろん参加できますので、関西方面 にご出張の方はぜひご参加下さい。

学習会「辺野古新基地の準備書を読む」

日時:4月27日(月) 18:00〜20:00
会場:琉球大学理学部105教室
テーマ:「辺野古新基地の準備書を読む」
講師:桜井国俊氏(沖縄大学教授)
 「普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価準備書」が作成され、4月2日から5月1
日まで縦覧されています。この準備書について、5月15日まで「環境の保全の見地からの意見を
有するものは、沖縄防衛局のwebpageからもダウンロードできます(http://www.mod.go.jp/rdb
/okinawa/)が、専門家であってもこの短期間に読みこなすことは容易ではありません。
 日本科学者会議は1997年の「海上基地」案以来、2次にわたり沖縄米軍海上基地学術調査団を組
織するなど、科学者として辺野古の基地建設に関与し、問題点の解明に努めてきました。その一環
として、、今回、緊急に桜井氏を講演者にお招きして、環境影響評価の問題について学習会を開催
することに致しました。沖縄県で、いや、日本で現下の最大の基地強化・大規模開発事業であり、
県民として、大学人として、私たちは事実を知り、意見を持って述べる必要があると考えます。
 この学習会は、どなたでもご参加になれ、もちろん無料です。どうぞ、お誘い合わせのうえお越
しください。


2009年新年度記念企画「研究するってどんなこと?」

日時:5月15日(金)18:00〜20:00
会場:琉球大学(教室未定)
テーマ:@「沖縄戦をどう教えるか−中学校社会か教科書を考える−」
     講師 山口剛史氏(琉大教育)
    A「火山豆石の成因」
     講師 加藤祐三氏(全琉大理学部)
 新学年にあたり、今年も恒例の企画「研究するってどんなこと」を行います。自然科学と人文・
社会科学からそれぞれ、研究や活動に取り組むおもしろさや苦労について、分野の異なる方にも分
かるようにお話しします。そこから、研究するとはどんなことか、大学とはどんなところか、考え
ていきます。もともと大学院新入生向け企画でしたが、いまや学部・大学院の学生、教職員、科学
に関心を持つ市民など、どなたでもご参加になれる企画に発展しています。
 教育・研究の現場に競争と市場原理が強く働き、国家統制も懸念される中で、「大学とは、研
究・教育とはなにか」が鋭く問われています。皆さんのお越しをお待ちしています。
・終了後懇親会 会費2000円(学生500円)


活かそうホントの憲法の力 2009憲法講演会

日時:5月3日(日)13:30〜16:00
会場:那覇市市民会館大ホール
入場料:一般700円 学生500円(高校生以下無料)
テーマ:「戦争をする国にさせない-100人村から平和憲法が見えた−」
講演会講師:池田香代子氏(作家・翻訳家)
 1948年東京生まれ、グリム童話、ケストナーの児童書、「ソフィーの世界」「夜と霧 新版」を
幅広く翻訳を手がけ、ドイツ映画の字幕担当者としてもしられる。「9.11」を機にアメリカがアフ
ガニスタンに侵攻したことを受け、再話「世界がもし100人の村だったら」を出版し、ひとびとの
“平和を願う”意識を呼び起こし、ミリオンセラーに。その印税で「100人村」基金を立ち上げ、
難民支援などを行っている。世界平和アピール7人委員会メンバーや9条世界会議呼びかけ人共同
代表として、また名古屋高裁で違憲判決を勝ち取ったイラク派遣違憲訴訟の原告の一人として、つ
ねに憲法を基軸に行動し発言している。
 この憲法が高らかにうたっているのは、戦争という未曾有の惨事に傷ついた人々が、命の犠牲を
払わされた人々の願いはこうもあろうかと、万感の思いをこめて未来へと託した夢だと言うことで
す。 池田香代子「優しい言葉で日本国憲法」
現場からの報告:泡瀬干潟   東村高江(泡瀬干潟を守る会連絡会)
特別出演:金城 繁(唄者・三線奏者)

沖縄支部「2009年年末交流集会」

12月22日(月) 午後6時〜 琉大理学部 208教室
(理学部棟2階: 生協側入口から入り階段上がりすぐ)

 皆さま、あっという間に2008年も年の瀬です。今年一年間のお仕事や、JSAはじめ平和や民主主義、環境保護などを求めてのさまざまな活動のささやかな慰労の場として、また来年の活動への英気を養うべく、JSA沖縄支部は今年も年末交流集会を開催します。どうぞご参加ください。

(1)屋富祖建樹 (琉大工学部) 氏 ほか第17回総合学術研究集会報告
 JSA第17回総合学術研究集会(17総学)は、さる11月22〜24日に名古屋大学で開催されました。この総学は、JSA東海地区が総力を挙げて準備してきましたが、それに加えて名大出身の小林・益川両氏のノーベル物理学賞受賞が発表され、両氏の院生時代に研究室の助教授だった沢田昭二氏が17総学実行委員長を務めたこともあり、当初の予想を超える盛会(約400名)でした。
 沖縄支部からは、屋富祖建樹、比嘉靖、亀山統一の3氏が参加しています。屋富祖氏を初め参加者から総学の様子を報告してもらいます。

(2)泡瀬干潟を守る連絡会・泡瀬干潟「自然の権利」訴訟を支える会
   泡瀬干潟埋め立てストップを実現しよう。那覇地裁での画期的判決とこれからのたたかい

 さる11月に、泡瀬干潟埋立差し止めを求めて沖縄県・沖縄市を相手どって行われてきた裁判で、那覇地裁は現時点で埋立事業の経済的合理性がないとして、県・市に判決確定後の公金支出等を禁じる判決を下しました。ずっと厳しかった泡瀬干潟を守る運動に、思いもよらない光が差し込みました。
 私たちJSA沖縄支部は、「連絡会」発足当初から団体参加して役員を送ってきましたし、そもそも、前川盛治・連絡会事務局長をはじめ、運動の中心に本会会員が活躍してきました。
 裁判の意義と、沖縄県・沖縄市が控訴し、来年1月にも第一期工区へのFTZ航路浚渫土砂の投入が始まろうとしている今、どのような取り組みをするのか、会から報告し、みんなで考えます。目下、支援する会代表の亀山統一氏の報告を予定しています。

*ぜひ、ご友人・同僚・学生をお誘いのうえ、ご参加ください。もちろん無料です。
*終了後、同じ会場で懇親会を行います(会費は2000 円程度( 学生500 円以下)です)。
*当日、会場で17総学予稿集(1000円)、泡瀬干潟関連グッズなどを販売します。

沖縄支部・琉球大学分会 秋の研究交流会

イラクの人びとのおかれた『戦争』と『占領』を知る・考える

とき 11月8日(土) 午後6時-8時半
ところ 琉球大学理学部105教室(理学部棟1階:生協寄り)
*来場者多数の場合、同じく理学部棟1階の114教室に変更する可能性があります。
プログラム
沖縄における米軍基地問題 JSA沖縄支部
イラク報告 引き裂かれたイラクに自由はあるの? カーシム・トゥルキ氏・ 高遠菜穂子氏
ディスカッション
 今般、イラクの人びとへの支援を行っている高遠菜穂子氏と同氏と協力関係 にあるイラク人カーシム・トゥルキ氏とが来沖します。そこで、JSA沖縄支 部・琉大分会では、イラクの人びとのおかれた現状をよく知る両氏に、この機 会に見聞や意見を自由にお話しいただき、知ることの難しい米国による戦争・ 占領について知り考える場を提供しようと考え、セミナーを企画しました。日 本は、自衛隊をイラクに派兵させており、また在日米軍基地・部隊を作戦に使 わせていますから、私たちはそれがもたらした現状について知る必要があるで しょう。このセミナーがその機会のひとつとなれば幸いです。
 カーシム氏は沖縄から派遣された海兵隊部隊が悪名高い掃討作戦を行った ファルージャの近郊の方であり、イラク戦争の実像から今日の状態に至るま で、沖縄の私たちが関心をもつことについて迫真の報告をされるものと期待さ れます。
 また、イラク人学生のアリ氏も来沖を予定していますが、国内の複雑な状況 を反映してパスポートが下りておらず、支援者などがイラク政府に発給の要請 を強く行っているところだそうです。来日が間に合えば参加・報告します。
 入場は無料で、また、どなたでもご参加になれます。どうぞ、お誘い合わせ の上お越し下さい。なお、本土から同行する学生ボランティアによる通訳がつ きますので、本セミナーは日本語で行われます。
★プロフィール★
カーシム・トゥルキ(31歳)1976年11月27日生まれ。エイドワー カー。イラクアンバール州ラマディ在住。アンバール大学機械工学部卒業。イ ラク戦争中は共和国防衛隊に所属。イラク戦争直後4月28日にファルージャ で起きた米兵によるデモ参加者乱射事件をバグダッドのメディアに報せに来た ことをきっかけに、フリーのガイド兼通訳として米テレビCNNや日本人ジャー ナリストに同行。同年6月、日本人と同行取材中に米軍に不当逮捕され9日間 拘束。釈放後、「イラク再建青年グループ」を主宰。これまでに学校などの修 繕工事、診療所開設、避難民への緊急支援などを行っている。2004年から は日本の民間支援「ファルージャ再建プロジェクト」と協同し現場の指揮を 執っている。2006年にラマディの様子を英語で記したブログがアメリカを 中心に話題となるが、それを理由に再度米軍に拘束された。2007年初来日 し、全国でイラク報告会やテレビ、ラジオに多数出演。今年5月には千葉県幕 張メッセで開催された『9条世界会議』にゲストスピーカーとして参加し、イ 最激戦地からログイン〜』(大月書店)
アリ・アダム(25歳)1983年9月10日生まれ。ムスタンシリア大学コ ンピュータ学科在学中。イラク首都バグダッド在住。母シーア派、父スンニ派 というイラクの典型的な家庭に育つ。2006年にシーア派民兵組織マフディ 軍に父親がスンニ派であることを理由に誘拐された。家族が身代金を支払い釈 放に至る。その後2年間、シリアとイラク西部アンバール州ラマディで避難生 活を送っていた。今年から、バグダッドの親戚宅に身を寄せながら、大学に再 び通い始めた。避難生活中にカーシムと出会い、日本の話を聞くうちにイラク 再建や平和構築に目覚め、今回の初来日を決意。
*なお、今回は講演者側の希望により、終了後の懇親会は行いません。また、 JSAは講演者の来日・来沖そのものの招聘者ではありませんので、両氏の来沖 日程や主張等の詳細については高遠氏ホームページhttp:// iraqhope.exblog.jp/などを閲覧ください。
主催 日本科学者会議(JSA)沖縄支部・琉球大学分会 (代表幹事 武居洋・ 新垣進・加藤祐三)
    事務局長 堺 英二郎(琉大理学部) 098-895-8518
          okinawaアットマークjsa.gr.jp


6・23 平和のつどい ご案内

 沖縄戦の痛苦の体験を決して繰り返させまいと誓う慰霊の日に、再び日本を「戦争ができる国」にしない決意をこめて、今年も平和のつどいを開催します。
 どなたでもご参加になれます。お誘い合わせの上、お越し下さい。

2008年6月23日(月) 17時30分〜 20時
琉大理学部 105教室
参加無料
***
森田 満夫氏( 沖縄国際大学総合文化学部)
現代沖縄から見える人権・平和・教育を考える
  「日本を客観視できる沖縄」の視点から、現憲法の求める〈人権としての教育〉の課題を問う。
田港 朝昭氏(琉大名誉教授・日本科学者会議参与)
アジア・太平洋戦争下におけるマレーシアと沖縄の民衆
  集団虐殺と「集団自決」を考える。
***
・2題の報告に続いて、自由討論を行います。 
・会終了後、懇親会を行います。*********
 琉球大学生教中央売店・食堂の向かいの理学部棟入口を入ってすぐ右の部屋です。車でお越しの場合、理学部駐車場が使えます(休講のため空いているはず)。集会道路の信号寄りに理学部棟正面玄関(車寄せがある) がありますので、ここから入って貼り紙に従ってください。
http://www.cc.u-ryukyu.ac.jp/~kameyama/080623HeiwaPoster.pdf

沖縄支部 春の研究集会
シリーズ・大学問題を研究する 大学の経営と教育・研究


と き 3月19日(水) 午後5時30分〜8時30分
ところ 琉球大学法文学部新棟111室
 JSAは、大学問題の現在を多角的な視点から掘り下げる企画として、九州シ ンポジウム(2007.12. 那覇市)、支部研究集会「大学の自治と構成員の権利― 大学の自治は、誰の、何のためにあるのか―」(2008.2.琉大農学部)につづい て、本研究集会を行います。変わりゆく大学制度の中での、大学の経営、教 育、教員の地位に関する諸課題を考えます。

高作 正博 (琉球大学法務研究科)
表題をまもなくお知らせします。

野中 郁江 (明治大学商学部)
国立大学の財政分析ー琉大、九大、東大の比較ー

 東京都生まれ、明治大学大学院を経て現職、東京高等教育研究所研究員、 (財)政治経済研究所経営分析研究室主任研究員などを務める。専攻は経営分 析論、 会計学。著作に、「私立大学の財政分析ができる本」(共著、2001、 大月書店)などがある。法人化の際に設定された中期目標・計画の評価が問題 となる中、国立大学法人制度を考える根幹となる画期的な分析が期待される。

支部事務局
変わる大学制度の下での若手の地位と研究・教育

 JSAは、シンポジウム “高等教育と科学・技術の真の発展のために”(1/26 東京)を開催した。構造改革の一環として進んだ大学の制度改革は、大学院生 からポスドク、助教など若手教員に至る研究者養成に深刻な影響を与え、研究 教育の活力を低下させている。そのような負の側面が分かっていながら制度改 革を止められない実態をふまえ、若手研究者養成の問題を考える。

*どなたでもご参加になれます。ご友人・同僚・学生とお誘いあわせのうえ、
ご参加ください。
*懇親会 8時45分から 琉球大学理学部311室
(予定・会費は2000円 (学生500円)です)

「2008年新春研究交流会」のご案内

と き 2月1日(金) 午後6時〜
ところ 琉大農学部204教室(農学部棟2階:球陽橋渡り正面玄関入り左へ)
 テーマ 大学の自治と構成員の権利
―大学の自治は、誰の、何のためにあるのか―
 JSAは、大学自治は何のためにあるのか、また、大学はどうあるべきなのか、 法人化以後の激務の中にあって、今一度、大学の各構成員、組織(学長、教育 評議会等、学部、事務組織、組合など)を含めた、大学のあり方について、全学的に考えるきっかけをろうと取り組んできました。 研究するってどんなこと?、科学者の倫理、教育現場と憲法…といった一連のテーマに続き、農学部で開催する今回の研究交流会は、教員の任期制と教育改革・教育評価の問題を 取り上げます。
 農学部は助教の任期付採用を準備しつつあり、まさに時宜に適った企画と考えます。卒論や試験等でご多忙のところとは存じますが、多くの方がご参加くださいますようお誘い申し上げます。

矢野 昌浩 (琉大法文学部)
大学教員任期制法の解説
 矢野氏は労働法の専門家であり、今回特にお招きしてお話しいただきます。 改正された任期制法について、制定時の経緯をもふまえ解説していただきます。 また、実際に任期付の教員を採用する場合に起こる問題点についても、事例を 紹介していただけることでしょう。教員任期制への賛否を問わず、まず必要な知識を共有しましょう。

岩橋 法雄 (琉大法文学部)
「評価国家」イギリスの教育改革問題から、任期制問題を考える
 岩橋氏はイギ リスの教育政策の専門家。イギリスの教育改革のもたらしたものから、「教育」 ならではの特性、すなわち、教育における目標設定と評価、教育組織の自治、 教職員の地位と次世代の育成などの問題を、自由におはなしいただきます。

分会事務局 シンポジウム

“高等教育と科学・技術の真の発展のために”(1/26東京)参加報告

*どなたでもご参加になれます。ぜひ、ご友人・同僚・学生とお誘いあわせのうえ、ご参加ください。もちろん無料です。
*終了後、懇親会を行います(会費は2000 円( 学生500 円)です)。

主催:日本科学者会議(JSA)沖縄支部・琉球大学分会 (代表幹事 武居洋・加藤祐三・新垣進)

「2007秋の研究交流会」のご案内

と き 10月12日(金) 午後6時〜
ところ 琉大 教育学部102教室(教育学部棟1階)

矢ヶ竒克馬 (琉大理学部)
巨大な反科学が何故明るみに出されなかったか
ー内部被曝を隠蔽した「科学」を告発するー

 矢ヶ竒氏は、放射性物質が呼吸や飲食で体内に入り、体内で放射線を放射する被曝形態である「内部被曝」の問題に関心を抱き、原爆症認定訴訟熊本訴訟 (本年7月地裁判決)にも証人として参加しています。▽お話ししたいこと… 「米国は核戦略上の必要性から、「核兵器は通常兵器と同じ」に見せることを画策しました。それは、被爆者の被曝実相から内部被曝を削除することと、それを基にした国際放射線防護委員会の規準から内部被爆を対象外とすることにより達成されました。その結果、ガンなどに苦しむ被爆者を「あなたは被曝していません」と突き放し、戦後の世界中の6千万人以上におよぶ内部被曝犠牲 者を世界の目から覆い隠しました。「科学」の名において行ったその手法と被 害の実態等を報告します。」

高作 正博 (琉大法務研究科)
辺野古が問う平和主義
―10年を振り返って―

 高作氏には去る6月の「“慰霊の日”プレ企画」に続いて、お話しいただきます。▽お話ししたいこと…「SACO最終報告以降、辺野古は常に基地問題に揺れてきた。それは、日本の平和主義や民主主義自体を根底から問い直す重大な問題提起を含んでいる。辺野古の10年を振り返って、提起されてきた問題を検証し、今後の方向性を検討したい。」

*どなたでもご参加になれます。ぜひ、ご友人・同僚・学生とお誘いあわせの うえ、ご参加ください。もちろん無料です。
*終了後、懇親会を行います(会費は2000 円( 学生500 円)です)。

夏の研究交流集会 ( 於 琉大)

 JSA 沖縄支部「夏の研究交流集会」を下記の要領で開催します。今回は、「大学人9 条の会沖縄」の事務局で尽力されている田中洋さんをお招きし、琉大教育学部でのご専門の教育研究も踏まえながら、「学校教育と憲法」と題して話していただきます。また、支部つうしん6 月号にもメッセージを寄せていただいた浦添正光会員に、夜間中学校での教育実践とそこから見える沖縄の問題について話していただきます。いずれも、大変興味深い内容であることが期待できます。ぜひ、友人・同僚・学生をお誘いになって、ご参加ください。
と き 8 月10 日( 金) 午後6 時より
ところ 琉大工学部小会議室
    (2 号館2階・(1 号館3 階への渡り廊下の入口近く))
・高速バスは琉大入口下車で北口にはいる、97/98 番終点(北口)から歩2 分
・自家用車の場合、工学部地区の駐車場をご利用下さい。
話題提供:
 田中 洋(琉大教育学部)  「学校教育と憲法」
 浦添正光(珊瑚舎スコーレ)「夜間中学校に見る沖縄での教育の戦後処理
                - 真の共育を目ざして-」
*入場無料です。終了後、懇親会を行います。懇親会は2000 円
( 学生500 円)
 程度です。
*どなたでもご参加になれます。お誘いあわせてご参加ください。

JSA沖縄支部
2007年 新年度記念企画 研究するってどんなこと?


日時:4月26日(木)18時-20時半
場所: 琉球大学育学部 103教室

 新学年にあたり、ことしも恒例の企画 「研究するってどんな こと」を行います。自然科学と人文・社会科学からそれぞれ、研究や活 動に取り組む面白さや苦労について、分野の異なる方にも分かるように お話しします。そこから、研究するとはどんなことか、大学とはどんな ところか、考えていきます。もともと大学院新入生向け企画でしたが、 いまや学部・大学院の学生、教職員、科学に関心をもつ市民など、どなたでもご参加になれる企画に発展しています。
 教育・研究の現場に競争と市場原理が強く働き、国家統制も懸念される中で、「大学とは、研究・教育とは何か」が鋭く問われています。皆さんのお越しをお待ちしています。

上里 賢一 琉大法文学部教授  漢詩に見る琉球 (沖縄)と中国

 上里さんは復帰前の琉球大学を卒業後、東北大学大学院で学びまし た。「琉球漢詩」研究の第一人者として、琉球大学で永年、教育・研究 にあたり、大学運営にも貢献してきました。専門の研究について紹介し つつ、大学で学ぶこと、沖縄で学ぶ意義とは何か、話していただきます。
辺土 正人 琉大理学部准教授 研究者へのあこがれのままに
 辺土さんの専門は物性実験。現在のテーマは、超低温・強磁場・超 高圧といった極限環境の物性測定技術開発です。「話は、自分の研究を始めて、ここに至るまでの過程(苦労話)をしようかと思い ます。」 最も若い世代の教員のお話であり、物理学の専門知識の有無にかかわらず、自然科学系の学生・院生の皆さんにはとくに必聴もので す。

*また、支部常任幹事会から、憲法をまもり活かす取り組みについてことしも報告いたします。

*当初ご案内していました石崎博志さんは、開催日等の連絡に不備があ り、当日のご都合がつかなくなってしまいました。お詫びいたします。
*入場無料です。終了後、懇親会を行います。懇親会は2000 円 (学生500 円)程度です。
*どなたでもご参加になれます。お誘いあわせてご参加ください。

◆◆◆◆《緊急シンポジウム》 劣化ウラン弾の被害◆◆◆◆

湾岸戦争・イラク戦争などで大量に使用された劣化ウラン弾による環境汚染,人体に対する被害は極めて深刻です.このことを世界各地で告発し続けているロー レン・モレさんを招いて緊急シンポジウムを開催します.事態の深刻さを確認し,何をなすべきか共に考えましょう.

講師:ローレン・モレさん (元核兵器研究所員 地球物理学者)
 放射能、特に、劣化ウランの環境および健康に対する危害を警告している。
日時:2月27日(火)6時30分から
会場:理学部棟1階114教室(理学部玄関を入って直ぐ右)
内容
 ・イラク戦争における劣化ウラン弾の被害の実態
 ・身近な放射能の恐怖と私たちの健康世話人:     堺 英二郎(琉球大学核の科学教材研究会世話人)
問い合わせ先:  矢ヶ崎 克馬(日本科学者会議会員)

日本科学者会議沖縄支部新年研究交流会
今こそ教育・自治を語ろう


1月25日(木) 午後6時〜 参加無料
琉球大学教育学部102室  教育学部駐車場が便利です。

18:00〜19:30 記念講演と質疑 高良鉄美会員(琉大法務研究科) 平和憲法と教育基本法「改正」
19:30〜 フリーディスカッション いまこそ教育・自治を語ろう
20:00〜 懇親会(会員は無料です!)

 教育基本法が「改正」され、政府の命令主義的な教育が、大学や社会教育を含む教育現場全体にかかってくることになります。わたしたちは、その下でも、教育が教育であるために、学校が学校であるために守 らなければならないものを、譲り渡してしまうことはできません。今 後、琉球大学を始め私たちの学校で何をなすべきか、語り合うことを意 図して新年研究交流会を準備しました。
 今回「改正」された教育基本法は、自民党の改憲試案との整合性が図られているのであって、現行の日本国憲法の条文と精神に反しているこ とは明確です。私たちにとって、憲法はこれまで以上に重要な存在であ り、改憲をさせてはならないことを意味します。当日は高良鉄美さんから、平和憲法と教基法「改正」についてお話しいただき、高良ゼミの学 生も交えて、みなでディスカッションを進めていきます。
 また、今回は懇親会の準備費用も支部財政から負担します。懇親会のみのご参加も歓迎します。ふるってご参加ください。

■沖縄支部 共催
 2006年11月9日ご案内
  緊急学習会・討論集会
  教育基本法「改正」でどうなる?
  大きく変わる大学の教育環境

 いま、国会で教育基本法「改正」案が審議されています。皆さんは、 この法案の内容をご存じですか? 市民にも大学人にも広く知られてい ないのは、国会で条文ごとの詳細な質疑がまだ全く行われていないからです。しかし、政府・与党は、11月中旬にも衆議院を通過させ、 12月15日の会期末までに成立させることを目標としています。
 この法案では、大学について、新たに条文で規定されています。これは、今後、大学に対する国のコントロールを劇的に強めるものだと指摘されています。しかし、大学の目的などは、学校教育法で以前から規定されています。なぜ、教育基本法に書き込まれることが問題なのでしょうか? この法案では、教育の目標が20以上にわたって具体的に規定されています。そして、学校はこの目標の達成のための教育をおこない、学生・生徒に規律と意欲を持たせなければならないのです。また、政府は教育振興基本計画を策定し、これに基づく教育を推進しま す。このように、国による命令主義的な教育が復活することになります。
 つまり、大学は、法案に盛り込まれた教育の目標や、政府が策定する計画の枠内で、「自主的・自律的」に教育を行うようになります。「目標」や「計画」には、達成度評価がつきものです。
 今回の教育基本法「改正」案には、歴代の教育学会会長が反対声明をあげるなど、現行法の尊重や、慎重審議を求める意見が相次いでいます。私たちも、まず法案について一緒に学んでみませんか。そして、私たち大学人が、現時点で何をすべきか、大学として必ず維持するべきことはなにか、自由に話しあい、考えていきましょう。

と き 11月9日(木) 18〜20時
ところ 琉大法文学部棟 204教室    新棟・複合棟ではありません

話題提供
 教育基本法が変わるとどうなる? −行政法の観点から−
   徳田 博人 さん(琉大法務研究科)
・話題提供を受けて、自由討論を行います。どなたでもご参加になれます。お誘い合わせの上お越し下さいますよう、お待ちしています。 主催 大学人9条の会沖縄、沖縄・女性9条の会、日本科学者会議(JSA)沖縄支部
お問い合せ先: JSA沖縄支部事務局 琉球大学理学部 堺 英二郎研究室気付
 電話・fax 895-8518 メールokinawa@jsa.gr.jpチラシのPDFファイルは下記からダウンロードできます。今回は琉大以外に下ろす時間がありませんので、恐れ入りますがこちらのファイルをご活用下さい。
http://www.cc.u-ryukyu.ac.jp/~kameyama/061109kyokiho.pdf

大学人9条の会 第3回シンポジウム
 米軍再編と憲法改悪 憲法9条を守るために


10月21日 土 13:30-16:30
沖国大3号館105教室 資料代300円
基調講演 我部政明「米軍再編と日米安保のしくみ」
シンポジウム
 パネリスト 我部政明
       佐藤学(沖国大教授)「米軍再編と国内政治状況」
       高良鉄美(琉球大教授)「米軍再編と憲法改悪の構造
 司会 阿部小涼(琉球大助教授)
主催 大学人9条の会沖縄
協賛 日本科学者会議沖縄支部、沖縄県憲法普及協議会

    6・23 平和のつどい ご案内

 沖縄戦61 年・憲法公布60 年の慰霊の日にあたり、再び日本を「戦争ができ
る国」にしない決意をこめて、平和のつどいを開催します。
 アジア太平洋戦争の莫大な犠牲の上に私たちが手に入れた平和憲法。ところ
が国会やマスコミでは、改憲論が声高に主張されています。軌を一にして、自
衛隊と米軍との一体化を目指して今進められている日米安保再編は、集団的自
衛権の容認を前提としたもので、改憲の先取りというほかありません。むし
ろ、変革された安保体制に合わせた新しい憲法を政府が必要としているという
のが改憲の動機でしょう。
 一方、微罪逮捕や不当逮捕の問題など、改憲後の日本社会が陥る状況を象徴
するような事件も後を絶ちません。国会で継続審議となった「共謀罪」の新設
も、表現活動を抑制する刑罰規定として、人権保障を危機にさらす流れの一環
と言えましょう。この「共謀罪」については、日本の侵略戦争を支えた稀代の
悪法である「治安維持法」との共通性も指摘されるところです。 
 そこで、沖縄戦の痛苦の体験を決して繰り返させまいと誓うこの日に、「共
謀罪」「治安維持法」をキーワードに、平和と憲法の問題を考える企画を準備
しました。
 どなたでもご参加になれますので、お誘い合わせの上、お越し下さい。

6 月23 日(木) 18 時〜 20 時半
琉大法文学部新棟 111 教室 参加無料
高作 正博氏(琉大法務研究科)
「共謀罪」の行き着くところ
田港 朝昭氏(琉大名誉教授・日本科学者会議参与)
 「治安維持法」とその被害
・報告に続いて、自由討論を行います。
・会終了後、懇親会等は行いません。これは、翌24 日に大学人9 条の会沖縄
がシンポジウ
ムを行うため、その準備やご参加を妨げないためです。

主催:日本科学者会議沖縄支部・琉球大学分会 ( 代表幹事 武居洋・加藤祐三・新垣進)
 事務局 〒903-0213 琉大理学部 堺研究室内
 お問合せ先 電話・Fax. 098-895-8518 堺 英二郎 メール  okinawa@jsa.gr.jp
 WEB ページ http://www.jsa.gr.jp/okinawa/

 日本科学者会議沖縄支部 
新学年企画 「研究するってどんなこと」
 !!速報!!
 新学年にあたり、恒例の新入生・卒論生歓迎企画を行います。自然科
学と人文・社会科学からそれぞれ、研究や活動に取り組む面白さや苦労
について、まったく分野の異なる方にも分かるように話します。そこか
ら、研究するとはどんなことか、大学とはどんなところか、考えていき
ます。大学院の新入生も、卒論・修論にとりくむ在学生諸君も、教職員
も、どなたでもご参加になれます。琉大が法人化されるなど教育・研究
の現場に競争と市場原理が強く働く中で、「大学とは、研究・教育とは
何か」が鋭く問われています。皆さんのお越しをお待ちしています。

と き 4 月27日(木) 18:00〜20:30  
ところ 琉大理学部114教室(理学部正面玄関入って
すぐ右の教室)
*20:30 よりひきつづき理学部内で懇親会を行います。
学生・院生は無料です。

お話
加藤祐三さん 琉球大学名誉教授(理学部)
 「大学で過ごした40年余を振り返る」


 加藤さんは、1979年に東北大学から琉球大学に赴任、理学部長
などを務め、 2004年定年退職。専門として地学を選択した経緯
から、その後の学生・院生・教員時代を振り返りながら、研究教育につ
いて考えることをお話しいただきます。
我謝美和さん 高等学校教諭・国文学  *肩書き・演題などを確定し
た案内は18日に発信します。
 我謝さんは、高校の現場で教育に取り組んでこられ、この春から琉大
教育学研究科で大学院生として研究を始めました。若い世代の社会人と
して、学生として、考えることをお話しいただきます。

報告
高作正博さん 法務研究科・憲法学  大学人9条の会を立ち上げて
 沖縄では今月「大学人9条の会」が発足、記者会見とシンポジ
ウムを行いました。いまなぜ憲法改定しようとしているのか、私たちが
9条を絶対守ろうとするのはなぜか、簡潔に報告します。

 JSA沖縄支部秋の研究交流会  
沖縄の自然とくらしについて見る、考える、語り合う

10月11日(火)ごご6じより 琉球大学理学部(または理
系複合棟) 入場無料・非会員歓迎!

話題提供
1 長田 勝さん「30年ぶりの沖縄暮らし」
 おさだ・まさるさんは、元福井市自然史博物館学芸員。昆虫学の研究
教育のかたわら、中池見湿地(敦賀市)の保全のために尽力してきまし
た。沖縄に住まいを移されて2年目。今回は30年前と現在の沖縄
について、暮らしのなかで考えていることをお話し頂きます。また、研
究対象のモンシロチョウについて紹介して頂きます。

2 小橋川共男さん「スライド上映会〜泡瀬干潟の四季〜」(仮題)
 こばしがわ・ともおさんは、写真家で泡瀬干潟を守る連絡会共同代
表。石垣島白保の写真でも定評のある小橋川さんが、沖縄市民として目
の前の泡瀬干潟をとらえた膨大な写真から選って、干潟の自然・人・季
節の移り変わりを自ら上映・解説します。新種・貴重種がつぎつぎ発見
され、比類のない豊かな生態系を持つことが明らかにされつつある泡瀬
の素顔をご覧下さい。

  戦後 60 年 この沖縄からピースアクションを !!
  平和フェスティバル


9月23日(金・祝日) 正午~ごご9時 
浦添市民会館中ホール

プログラム I  みんなで持ちよる、みんなでつくる平和の企画
展示:平和美術展 宮森小学校への米軍戦闘機墜落事件 辺野古のいま大型開発と環境破壊 「危険な教科書」は沖縄戦をどう描いているか...など、盛りだくさんです 正午~ごご9時

コンサート うたと朗読で構成します
月桃/いとし子よ/海はふるさと/ケサラ/ねがい/とべよ鳩よ ごご5時半~6時半

プログラム II  平和シンポジウム
「平和の島に基地はいらない  地球上からすべての核兵器・基地・戦争をなくしていくために」 ごご6時半~9時
資料代300円(他の企画は無料です)

シンポジスト
伊波 洋一 さん (いは・よういち 宜野湾市長)
 普天間基地即時撤去のとりくみについておはなしします
大西 照雄 さん (おおにし・てるお ヘリ基地反対協)
 辺野古に新基地をつくらせない・ボーリングさせないとりくみについておはなしします
亀山 統一 さん (かめやま・のりかず 日本科学者会議沖縄支部)
 米軍基地再編で沖縄・日本・アジアはどうなるか、おはなしします
コーディネータ
加藤 裕 さん (かとう・ゆたか ネットワーク9条の会沖縄)
5月3日の憲法講演会の司会役で、皆さんご存じの弁護士です

おきなわピースアクション2005実行委員会(共同代表:福地曠昭・中村文子・金城睦・伊志嶺雅子)
お問いあわせ先:委員会事務局 三浦 晋一 電話098-879-7815 FAX 098-879-1199
〒901-2588浦添市西原1-2-1 沖縄県生活協同組合連合会内

★ どなたでもご参加になれますので、おさそい合わせてお越し下さい。
★ 平和展・コンサートは入場無料です。フェスティバルの企画
の一部だけでもご参加になれます。

案内チラシは下記からダウンロードできます
http://www.jsa.gr.jp/okinawa/Coming soon!

平和憲法をまもりぬくシンポジウムを 11月3日(文化の日)に開催

 1946年の11月3日に日本国憲法は公布されました。シンポジウムをおこなうとともに新作アニメ映画「NAGASAKI・1945〜アンゼラスの鐘〜」も上映予定です   (約80分/ 2005年9月完成予定 http://nagasaki1945.info/ )。

アンゼラスの鐘とは、原爆で破壊された長崎・浦上天主堂の鐘のことです。ご存じでしょうか、長崎に原爆を投下したB-29は読谷飛行場に帰還しました。沖縄戦・米軍占領と原爆投下は深い関係があるのです。日本を再び戦争をする国にしないために、憲法と原水爆の問題を考える企画を準備しています。まもなくご案内致しますので、ご期待下さい。

 

 

6・23平和のつどい ご案内

 沖縄戦60年の節目の慰霊の日にあたり、再び日本を「戦争がで
きる国」にしない決意をこめて、平和のつどいを開催します。憲法「改
正」、教科書と学校教育、基地と環境という、目の前の大きな問題を取
り上げます。どなたでもご参加になれますので、お誘い合わせの上、お
越し下さい。
*** 沖縄戦・被爆・戦後60年 6.23平和のつどい *
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6月23日(木) 17:30〜20:30
琉球大学法文学部新棟114教室  参加無料
高作正博氏(琉大法務研究科)
 「護憲対改憲」の背後にあるもの ―論点の可視化のために―
高嶋伸欣氏(琉大教育学部)
 最近の教科書問題について ―沖縄戦の記述をめぐって―
土田武信氏(沖大法経学部)
 いま、海上基地建設計画を断念させるために何が必要か
 ―沖縄ジュゴン保護活動の立場から―(仮題)
・報告に続いて、自由討論、行動提起(憲法9条を守る取り組み
など)を行います。
・会終了後、懇親会を行います。
*****************************
日本科学者会議(JSA)沖縄支部・琉球大学分会

 

 
2004年 新入生・卒論生歓迎企画
        研究するってどんなこと? 

 日本科学者会議(JSA)では、今年も新入生・卒論生歓迎企画を行います。自然科学と人文・社会科学から2人の話題提供者が、今の仕事について、研究に取り組む面白さや苦労について、まったく分野の異なる方にも分かるように話します。そこから、大学で学ぶとは、研究するとはどんなことか考えていきます。大学院の新入生も、卒論・修論にとりくむ在学生諸君も、教職員も、どなたでもご参加になれます。琉大が法人化されたいま「大学とは、研究・教育とは何か」が鋭く問われています。いっしょにこのことを考えてみませんか。皆さんのお越しをお待ちしています。

とき:4月27日(火)ごご6時〜8時15分
      8時半より同一会場で懇親会を行います。

ところ:琉球大学理学系複合棟6階615室
   大学会館向かいの、千原池に面した新しい建物です。

話題提供:・・研究の道のりをかたる

物性研究の楽しみ
 仲間 隆男 (なかま・たかお 琉球大学理学部物質地球科学科)
 物質は、原子核とそのまわりに電子をもつ原子で構成されています。このように一見単純な系である物質が、金属、半導体、絶縁体および磁性体など、実に多彩な性質を示すことは驚きです。それは、物質中で電子がどのように振る舞うかの違いによるのです。我々の研究室では、物質中の電子の状態を、電気抵抗などの輸送特性を測定することによって調べています。講演ではどんな手段や方法で測定しているのかを含め、研究について紹介します。

児童館における平和教育の実践 −あなたの平和はなんですか?−
 上原 之映 (うえはら・ゆきえ 那覇市久茂地児童館 児童厚生員)
 臨床心理学から平和心理学へと関心の移った大学院時代…。自主的平和学習活動をすすめる高校生たちと一緒に「世界の子どもの平和像」建設運動に携わった経験を活かし、現在勤務している児童館で行った平和教育についてお話ししたいと思います。

特別コメント
「研究に生き、社会に生き」 矢ヶ崎 克馬(琉球大学理学部教授)

* 入場無料です。懇親会は2000円(学生500円)程度です。お誘いあわせてご参加ください。

主催:日本科学者会議(JSA)沖縄支部・琉球大学分会
 支部代表幹事:新垣 進(法文学部教授・民法学)、武居 洋(医学部名誉教授・生化学)
 問合せ先:支部事務局長・亀山 統一 農374室、内線8794、okinawa@jsa.gr.jp
 ホームページ 全国http://www.jsa.gr.jp 沖縄支部http://www.jsa.gr.jp/okinawa/

What's JSA ?
 JSAは人文・社会・自然科学を総合する日本唯一の分野横断的な学会で、月刊誌「日本の科学者」を発行しています。研究者・大学教員・院生はもちろん、技術者、医師、弁護士、学校教諭、NGO活動家など、科学にたずさわる人が広く参加しています。JSAは日本の公害・環境運動の先駆けの役を果たし、今も、自然環境保全、科学者の倫理と権利、平和や教育の問題などに積極的にとりくんでいます。会費は一般850円・院生350円/月です。