JSA

岩手支部・学習講演会「原子力--そこが知りたい『放射能・放射線と福島原発』」
  (岩手・岩手大学総合教育研究棟)

4月7日深夜に宮城県沖で発生した余震の影響により、16日(土)に延期となりました。

岩手支部 学習講演会
  原子力--そこが知りたい
   「放射能・放射線と福島原発」

 3月11日に発生しました東北関東大震災の被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。日本科学者会議岩手支部では,科学者・技術者の立場から市民の皆様に今回の震災に関して必要な情報発信をしていきたいと考えています。今回は,震災に輪をかけて私たちに大きな不安を与えている福島原発事故をとりあげ,下記の要領で学習講演会を開催することにいたしました。
 学習講演会では講演後に質疑の時間を十分に確保します。大学教職員・学生の方はもちろん,市民の方々のご参加も歓迎します。福島原発事故や原子力発電そのものに関わる不安や疑問をお持ちの方は,ぜひともご参加ください。

 日時:2011年4月9日(土)16日(土) 午後2時〜4時
 場所:岩手大学総合教育研究棟(教育系)2階,E21講義室

 講師:西崎 滋 氏(岩手大学人文社会科学部教授,原子核物理学)
 演題:「放射能・放射線と福島原発」

 その他:参加費無料,参加予約も不要です。

 主催:日本科学者会議岩手支部
 問い合わせ先:日本科学者会議岩手支部事務局 武井隆明
        (研究室)019-621-6551
        ttakeiアットマークiwate-u.ac.jp
  kagakushakaigi-aomoriアットマークmail.goo.ne.jp


=====

原子力問題学習会

 青森県六カ所村の再処理工場が本格稼働に向けて最終段階にありますが、高レベル放射性廃棄物のガラス固化の問題で立ち往生しているようです。また一方では、今春の新聞報道にもありましたように、断層の存在が指摘され耐震への疑義も出されています。地震列島と言われる日 本列島における原子力施設は、バックエンドの問題とともに耐震の問題を避けることができません。今回は、青森支部の松山力先生をお迎えして、原子力関連施設とその周辺の断層群につ いてお話を伺うことにいたしました。

講 師:松山力(JSA青森支部・環境問題専門委員会委員長)
演 題:『下北半島東部の原子力施設と周辺の断層問題について』
日 時:12月22日(月)18:00から20:00まで
場 所:いわて県民情報交流センター(アイーナ)703会議室

 教育基本法「改正」法案を考える

 安倍内閣は今開かれている臨時国会において並々ならぬ決意で教育基本法「改正」法案を成立させようとしています。この「決意」は何を意味しているのでしょうか。国民主権原理、基本的人権、平和的生存権など憲法理念と言われるものは根本においては教育に支えられて実現していくものです。その土台が今崩されようとしています。また、安倍内閣は教育再生会議を官邸内に置くなどして大学を含む教育制度・学校制度全般を改変しようとしています。日本は再び「専制と隷従、偏狭と圧迫」(憲法前文)への道を進もうとしているのでしょうか。皆さんとともに学びあい、私たちが今なすべきことについて語り合おうではありませんか。

と き  10月20日(金)17時30分〜20時          
ところ  岩手大学・学生センターG18教室(1階)
 
話題提供
   
 憲法理念に挑戦する教育基本法「改正」案  武田晃二氏(教育学部教授)
 
 教育現場から「改正」法案を考える     佐々木徹氏(小学校教員)
    
討論
   
主催 日本科学者会議岩手支部、岩手大学教職員組合、岩手大学生活協同組合


第20回東北地区シンポジウム「〈三位一体改革〉と東北社会」のご案内
                      日本科学者会議東北地区主催
趣旨
 昨年11月、政府・与党は国庫補助負担金制度の縮減廃止、税源移譲、地方交付税の縮小を一体的に進める「三位一体の改革に関する基本的枠組み」を決定しました。これは基本的には国の行政改革・構造改革の一環として位置づけられるものですが、とくに文教(義務教育制度)、社会保障(養護老人ホーム・在宅福祉事業、国民健康保険制度、生活保護費、児童扶養手当など)および公共事業等の3分野における国と地方団体の基本的なあり方の変質を迫る重要な論点を提起しており、地方自治のあり方や地域住民の命と生活にとって重大な関心事になっています。
 本シンポジウムでは〈三位一体改革〉に掲げられている各分野を中心にそれらの分野における現状と課題を解明しつつ、〈三位一体改革〉によってそれらの分野がどのような問題を提起しているのか、東北社会や地域住民にとってどのような影響をもたらすかを科学者・研究者の視点から分析解明し、これらの問題を地域住民とともに交流することを通して科学者・研究者と地域社会との協力・共同関係を広げ深める機会としたいと考えております。

【第1日目】シンポジウム
(1)日時:9月3日(土)13時〜16時
(2)会場:岩手大学・テクノホール
(3)次第
  開会あいさつ(樋浦順岩手支部代表幹事)
      コーディネーター:井上 博夫(岩手支部、経済学)  
  基調講演「三位一体改革と地方自治」
        清水 修二(福島支部、経済学)
  パネラー報告 
   (1)義務教育のあり方をめぐって国と地方との関係をどう考えるか
         パネラー:佐藤 修司(秋田支部、教育学)
   (2)三位一体改革で社会保障制度はどうなるか         
         パネラー:刈田啓史郎(宮城支部、医学)
   (3)三位一体改革と公共事業のあり方            
         パネラー:岩鼻 通明(山形支部、人文地理学)
  討論  
  まとめ 
  閉会(佐藤信安岩手支部代表幹事)  
(4)会費:500円
(5)参加対象:会員の他、地方自治行政に関心をもっている関係者・一般市民。

【第2日目】分科会
(1)日時 9月4日(日)10時〜12時
(2)会場:岩手大学学生センター4階・G4-C・D教室 
  ○第1分科会「〈三位一体改革〉と東北社会」(各県の状況交流を中心に)
  ○第2分科会「法人化後1年の各大学の現状」
(3)参加対象:会員を中心とする。
 なお、第1日目終了後、懇親会を予定しています。
    (学内レストラン「インシーズン」)
 連絡先:020-8550 盛岡市上田三丁目18-33 
   岩手大学教育学部 武田晃二 019-621-6619(直通)
     E-mail: takeda@iwate-u.ac.jp