1月号(Vol.32No.1通巻348号) <扉のことば>社会保障の長いトンネル 真田 是 <特集>これからの大学論――めざすべき大学は? <座談会>これからの大学論――めざすべき大学は? 寺崎昌男/長野八久/浜林正夫(司会)飯塚勝 大学の自己評価と大学の自治 細井 克彦 大学教員の任期制をめぐって 加藤 重樹 <談話室>分数一一この悩ましきもの 森川幾太郎 世界科学者連盟シンポジウム「科学、倫理、社会」の報 告 湯浅 精二 世界科学者連盟第17回総会報告 北村 実 子どもの権利条約に基づく日本政府報告書をめぐって 佐々木光明 いま なぜ シデコブシか 糸魚川淳二 <書評>兵庫県震災復興研究センター編『大震災と人間 復興一―生活再建への道程』 大屋 鍾吾 纐纈厚著『日本海軍の終戦工作一―アジア太平 洋戦争の再検証一―』 山田 朗 吉田ルイ子・フォトエッセイ、林晃史・解説 『南アフリカの新しい風』 松尾 光喜 <情報> <科学者つうしん> 2月号(Vol.32No.2通巻349号) <扉のことば>社会の原理を問い直す 篠田 武司 <特集>高齢化社会を考える 豊かな高齢化社会への視点 横山 寿一 介護問題がなげかけるもの 加藤 薗子 震災と高齢者 上田 耕蔵 ライフスタイルの転換と高齢者一一運動の体験のなか から 上坪 陽 <談話室>茶道と経済学 鳥居 伸好 「'96 夏の学校in神戸」に約70名一―帽広い参加者と密 度ある内容に新局面を開く一― '96 夏の学校in神戸実行委員会 モンゴルの科学研究見たまま 坂巻 幸雄 ナショナル・トラストとイギリス経済――望むべき国民 経済を求めて―― 四元 忠博 今日の教育事情にたいする脳科学カからの警告 渡植貞一郎 <書評>にいがた県民教育研究所編『新潟県の子育て百 科 '96にいがたの子ども白書』 川合 章 三国英実編『今日の食品流通』 平井 正文 岩鼻通明著『出羽三山の文化と民俗』 伊藤 清郎 1996年日本科学者会議研究基金研究助成決定のお知らせ <情報> <科学者つうしん> 投稿規定 3月号(Vol.32No.3通巻350号) <扉のことば>盧溝橋事件60周年に思う 二宮淳一郎 <特集>薬害のない未来をめざして 薬害の歴史から見た薬害エイズ問題の特質と今後の課 題 片平 測彦 血友病患者のHIV感染と医療の役割 西畠 信 「薬害エイズ」の社会的構造とその責任 牧野 忠康 薬害エイズ訴訟の和解と恒久対策 安原 幸彦 <談話室>疾病媒介種のイエバエはいま 三原 実 私立大学と大学教員任期制問題――学問の自由の擁護は 大学教貝の社会的貢務―― 喜里山博之 温暖化防止を目指すデンマークとドイツのエネルギー対 策 和田 武 消費税率上昇が家庭経済に与える影響分析 村田 洋 中池見湿地保全活動の現状 長田 勝・森 透 <書評>保母武彦著『内発的発展論と日本の農山村』 有永 明人 亀山純生・後藤道夫・中西新大郎・中村行秀編 『離脱願望――唯物論で読むオウムの物語』 片山 善博 <読者のひろば>爽論騒論 日本本土の沖縄化をめざす実弾砲撃演習場移転計画に反 対する声明 日本科学者会議 <情報> <科学者つうしん> 4月号(Vol.32No.4通巻351号) <扉のことぱ>イタイイタイ病裁判後の4半世紀 畑 明郎 <特集>「自由主義史観」を考える一その内容・諭理・ 運動の批判的検討 歴史の偽造「自由主義史観」の批判 岩井 忠熊 近現代史見直し論争と教科書問題――最低限の社会的 モラルにも欠ける藤岡氏の言動一― 高嶋 伸欣 いわゆる「自由主義史観」の思考論理 村瀬 裕也 「自由主義史観」の行きつく先 北村 実 <談話室>酒酔いの科学的人間論 長谷場 健 永続するマイワシ資源の大移動一―持続可能な漁業の新 たな課題一― 松田 裕之 金融機関の効率性と公共性 藤田 安一 300万kW風力発電システムの構築 永井實・天久和正 環境教育と公害問題一―水俣病問題を考える 油谷 朝子 日本科学者会議創立30周年記念出版『科学と人間』で討 論を巻き起こそう! 本谷 勲 <書評>小西悟著『現代に生きるファウスト』 中村 方子 荒川泓著『エネルギー3つの鍵 経済・技術・ 環境と2030年への展望』 青山 政利 声明「任期制」の導入・法制化に反対する 日本科学者会議 大学教員・研究者への「任期制」導入・法制化に反対す る運動を一層発展させよう(アピール) <情報> <科学者つうしん> 5月号(Vol.32No.5通巻352号) <扉のことば>大学院生は研究者か? 青木 和光 <特集>若手研究者と任期制 <座談会>若手研究者と任期制 石原洋介/斉藤吉広 /安野愈/山田雅弘/(司会)北山雅昭 国立研究所に任期制を採用したら何が起こるか 宮本 宏 「大学教員の任期制」とは何か一一教育・研究の活力の 源泉たりうるか 岡村 遼司 <談話室>ミュージカル『I LOVE 憲法』の公演活動に とりくんで 杉浦 公昭 ナホトカ号油流出事故に関連して 在田 正義 木造住宅におけるシロアリ防除のあり方 鈴木憲太郎 体系的な技術者養成をめざして――日本高専学会の設立 梅津 清二 <第16回環日本海シンポジウム報告より>(その1) 鳥取大地震と岩美鉱山の朝鮮人労働者 岩谷 東亜 18世紀日本民衆の見た朝鮮人 池内 敏 <書評>杉田聡著『クルマが優しくなるために』 粟野 宏 西条八束・奥田節夫編『河川感潮域一―その自 然と変貌』 糸魚川淳二 笠原義人編『よみがえれ 国有林』八木 健三 <情報> <科学者つうしん> 6月号(Vol.32No.6通巻353号) <扉のことば>50年目の日本国憲法 森 英樹 <特集>税・財政と国民生活 現代日本における財政危機の展開 龍 昇吉 財政危機と社会保障構造改革 武田 宏 財政危機下で進む大企業の強蓄積 大橋 英五 財政民主主義の税制改革 内山 昭 〔資料〕「大学の教員等の任期に関する法律案」の概要 <談話室>「おれはひとりの修羅なのだ」一賢治の全体 像への糸ロ― 山部 恵造 憲法を考える一一日本国憲法50年の生理から 山下 健次 ユネスコ「暴力についてのセビリア声明」の今日的意義 ―一平和創造のための科学的メッセージ――杉田 明宏 <第16回環日本海シンポジウム報告より>(その2) サハリン州の森林管理の現況 藤原滉一郎 中国東北部の森林資源と環日本海交流 井口 隆史 <読者のひろば>爽論騒論 <書評>大木一訓著『産業空洞化にどう立ち向かうか』 伍賀 一道 <情報> <投稿規定> <科学者つうしん> 7月号(Vol.32No.7通巻354号) <扉のことば>つけは早く払いたいものだ 海部 宣男 <特集>21世紀の科学一―自然の進化 生命の起原研究小史―一点描と展望 長野 敬 物質(有機物・無機物)の起源と進化 中川 直哉 星と惑星の起源一―字宙と生命の起源への天文学のア ブローチ 田村 元秀 銀河の形成と進化の観測的研究 山田 亨 <談話室>一事不再理 山田 和也 憲法施行50年と女性の権利 杉井 静子 クローン動物の周辺 外池 光雄 転換途上のダム事業一―行政手統き改革の基本視点一― 中嶋 信 米新戦略を想定した日米共同演習コーブ・ノース96-1 佐藤 裕二 <書評>米沢富美子著『科学する楽しさ 21世紀のチャ レンジ』 小森田精子 スタロセリスカヤ・ニキーチナ著、伊藤隆訳 『ポール・ランジュバン伝』 小岩ケイ子 唯物論研究協会編『終末の時代を超える』 藤谷 秀 「大学教員等の任期に関する法律案」の国会上程に抗議 する(声明) 日本科学者会議 研究公務員の「任期制」法制化に反対する声明 日本科学者会議 <情報> <科学者つうしん> 8月号(Vol.32No.8通巻355号) <扉のことば>憲法とは何か 渡辺 洋三 <特集>日米安保について考える アメリカの世界戦略と日米軍事同盟 浅井 基文 日本の現代帝国主義化と日米安保 渡辺 治 日米安保と法体系一元化の指向一駐留軍用地「改正」 法の制定が意味するもの一一 久保田 穣 日米安保を支える財政支出 鳥居 伸好 <談話室>フロンティアからの眺め 児玉 昌彦 大学生の平和意識一―「セビリア声明」との関連一― 伊藤武彦・杉田明宏・中川作一 発明者の特許権共有は、大発明を生み出すか? 野村 康秀 <書評>村上陽三著『クリタマバチの天敵一生物的防除 へのアブローチ』 中村 方子 日本科学者会聰第32回定期大会報告 大会決議 役員・参与名簿 会則改正について 参議院本会議での「大学の教員等の任期に関する法律 案」の採決強行に抗議する 大学教員・研究者への任 期制導入の法制化に反対する全国連絡会議 <情報> <科学者つうしん> 9月号(Vol.32No.9通巻356号) <扉のことば>星占いと「地球温暖化」ストーリー 丸山 健人 <特集>いま、スポーツを考える 変化するスポーツを取り巻く問題群 山下 高行 身体とコミュニケーション 久保 健 スポーツと権力一―人民スポーツ運動における権力の 問題 功刀 俊雄 スポーツと社会運動一―ドイツ連邦共和国の場合 高津 勝 <談話室>研究者と、インターネットのある市民社会 渡部 昇 教育改革と大学をめぐる情勢一―その特徴と問題―一 三輪 定宣 ブルサーマル――ブルトニウムの愚かな利用法―― 舘野 淳 <ミニ特集>第22回瀬戸内シンポジウムより 21世紀の瀬戸内像を探る一―第22回瀬戸内シンポジウ ムの報告 岩本 智之 卸電力の自由化と瀬戸内のエネルギー基地化 梅本 哲世 なお続く瀬戸内埋立 伊藤 護也 公害・災客からの再生まちづくり 塩崎 賢明 <書評>野尻湖発掘調査団編著『最終氷期の自然と人 類』 大森 昌衛 <情報> <科学者つうしん> 投稿規定 第33期『日本の科学者』編集委員会の発足にあたって 10月号(Vol.32No.10通巻357号) <扉のことば>真の嘘つきは誰か 浅見 輝男 <特集>現代社会とジェンダー フェミニズムとジェンダー―一現代フェミニズムの課 題一― 安川 悦子 無償労働とジェンダー 服部 良子 社会福祉とジェンダー 渋谷 敦司 工場法とジェンダー―一「保護」の論理のバラドクス ―― 竹|内 敬子 <談話室>21世紀の太陽エネルギーと科学者の役割 河野 勝泰 大学教員任期制の導入を許すまい 沢田 昭二 「動燃アスファルト固化処理施設事故」に何を学ぶべき か 日本科学者会議原研分会動燃事故研究グループ 愛媛玉串料訴訟の経過と意義 高田 義之 マルチメディアのそもそも論 山部 恵造 愛知万博一―自然との共生は可能か 糸魚川淳二 <書評>石本真著『物質から生命へ一生化学のすすめ』 中川 直哉 外村彰『ゲージ場を見る一電子波が拓くミクロ の世界』 渡辺 昂 1997年度日本科学者会議研究基金研究助成応募要項 <情報> <投稿規定> <科学者つうしん> 11月号(VoL.32No.11通巻358号) <扉のことば>傍流と主流 丹生 潔 <特集>食料危機と目本農業・北海道農業 WTO体制は「食料間題」を救えるか 飯澤理一郎 「飽食日本」の落とし穴 河合 知子 低い食料自給率と「豊か」な食生活一「食農分離」か ら「食農同根」へ一 岩崎 徹 北海道農業に可能性はあるか 松木 靖 <談話室>「複雑系」現象 姫宮 利融 原水爆禁止1997年世界大会・科学者集会「核兵器廃絶と 科学者の役割一核兵器のない21世紀をめざして」の報告 今野 宏 CTBT下におけるアメリカの核兵器開発 角田 道生 数学教育から見た日本の教育政策の間題点一「飛び入 学」問題が示すもの一 浪川 幸彦 日本科学者会議宮城支部公開市民講座 21世紀の日本の 学校教育 塩谷勝・田中武雄 <読者のひろば>爽論騒論 <書評>南塚信吾著『義賊伝説』 古賀 秀男 日本科学者会議研究基金募金への協力のお願い <情報> <科学者つうしん> 12月号(Vol.32No.12通巻359号) <扉のことば>日本の海洋生物を守る危機管理体制を問 う 谷山 鉄郎 <特集>自然保護の現状と「自然の権利」一野生生物と の共生を考える 生物多様性の保全一生態学の視点から 鷲谷いづみ 米国における「自然の権利」訴訟の動向 関根 孝道 自然の権利訴訟と環境法の枠組み 山田 隆夫 日本における環境影響評価法の制定 宇佐見大司 <談話室>六ケ所村のチューリップ畑から 菊川 慶子 核兵器廃絶条約の締結に向けて一「モデル核兵器条約」 とはなにか 浦田 賢治 第47回バグウォッシュ会議の報告 沢田 昭二 火力発電所アセスメントの限界と課題一中部電力(株)碧南 火力発電所等のアセスメントを事例として一中川 武夫 <ミニ特集:東京大気汚染公害裁判> 東京に青空をとりもどすために一東京大気汚染公害裁 判をめぐって 鶴見 祐策 医師の立場から東京大気汚染公害裁判にかかわって 吉沢 敬一 〔参考〕一患者の報告から 渡辺 朋枝 <書評>諏訪兼位著『裂ける大地アフリカ大地溝帯の 謎』 八木 健三 西川正雄・松村高夫・石原俊時著『もう一つの 選択肢一社会民主主義の苦渋の歴史』神谷章生 アジア・太平洋地域での戦争に日本を動員するための 「新ガイドライン」に反対する声明 日本科学者会議 <情報> <科学者つうしん> 『日本の科学者』総目次1997年