<巻頭言>
私たちが目指すべき政治と社会運動 土肥有理
<読者の声>
<特集>学生・院生・若手研究者の勉学・研究条件上の諸問題
まえがき 『日本の科学者』編集委員会
危機に置かれる学生の経済実態─高い学費と学生の経済的支援 境正俊
JSA院生の運動とその異議─近年の東京での活動紹介を中心として JSA東京支部院生幹事会
学生の就職難と賃金問題─最低生活保障としての最低賃金1500円 鈴木力
若手研究者のライフコースの困難について─JSAの組織拡大の前提のために 佐藤和宏
<談話室>
重度心身障害者施設での10年─もう一つの現実
<レビュー>
HPVワクチンの安全性─国際査読誌が動物試験論文を掲載後に不正撤去 寺岡章雄・片平洌彦
特定秘密保護法の問題点─施行後の現状と課題 瀬畑源
<オピニオン>
農山漁村にいまこそ牢固な「9条守る」砦を 根本敬
<サロン>
平和の鍵を握る街から 岸牧子
<本>
畑明郎 著『公害・環境問題と東電福島原発事故』 野口宏
<科学者つうしん>
<編集後記>堀場純矢
<巻頭言>
地震災害:災害リスクを甘く見ず,人間復興を目指そう 奥西一夫
<読者の声>
<特集>熊本地震災害から学ぶものはなにか―災害研究・防災対策の現状と到達点
まえがき 中山俊雄
熊本地震はなぜ起こったのか? 飯尾能久
市民と行政は,緊急事態に何を備えておくべきか─国家の総合リスク対策の提案 多賀直恒
熊本地震に学んで─全国の運動と具体的な活動 千代崎一夫・山下千佳
<談話室>
「生活苦しいヤツは声上げろ」 原田仁希
<レビュー>
全学をあげたスマートキャンパス構築による省エネ推進─サスティナブルキャンパス実現への三重大学の取り組み 坂内正明
株主価値重視経営と日本経済 柴田努
霊長類における平等と利他性の起源について 山田一憲
<フロンティア>
自由ソフトウェア論―情報化社会における自由を求めて 西村明生
<科学者つうしん>
<編集後記>高山進
<巻頭言>
続く危険なTPP路線─形を変え富の集中が 西村一郎
<読者の声>
<特集>TPP路線との闘いはこれから─日本農業と食の安全,林業の未来のために
まえがき 小林幹夫
TPP協定の全体像と問題点─食の安全,食品表示ルールにもふれて 山浦康明
食の安全の規制緩和から見たTPP 原英二
歴史的視点から考える「TPPと農業」─北米等「新開国」農業史と戦後北海道酪農史を素材として 足立芳宏
木材貿易における日米関係の変化とTPP路線─危ぶまれる「地域材」の利用促進政策 佐藤宣子
命を守るために,日本農業をどうする!─TPP国会批准に突き進んだ政府のもくろみを糾弾する 立石昌義
<言葉の玉手箱>
<談話室>
ハビタットⅢと居住の権利 小伊藤亜希子
<レビュー>
放射線被ばく労働と社会科学者の社会的責任 青水司
<レポート>
中国広東省広州で開催された“土壌改良与資源利用”国際研討会の報告 畑明郎
<ひろば>
世界科学者連盟第86回執行評議会に参加して 湯淺精二
<追悼>川崎健さんを送る言葉 本間慎
<事務局長声明>井原聰
<科学者つうしん>
<編集後記>小野英喜
<巻頭言>
沖縄─高江と辺野古のたたかい 屋富祖建樹
<読者の声>
<特集>「日本は法治国家」か?─辺野古・高江から地方自治と国家を問う
まえがき 前田定孝
日米軍事同盟体制と沖縄の役割─在沖海兵隊・オスプレイ「御守り」論 佐藤学
辺野古裁判の検証と今後の展望と課題 徳田博人
沖縄島の自然環境保全の課題─その焦点としての辺野古・大浦湾の保全 亀山統一
やんばるの動物と生物多様性─高江・安波で発見した希少動物と,ヘリパッド建設が動物に与えた被害の具体例 宮城秋乃
高江─暴走する国家権力 前田定孝
<談話室>
ダイバーシティカップの取り組み─多様性を認め合う社会の実現に向けて 中田彩仁
<レビュー>
医薬品・パーソナルケア製品による水環境汚染─寝屋川における抗インフルエンザウイルス薬を例に 高浪龍平
<オピニオン>
築地市場の豊洲移転問題 三国英実
<本>
アメ労編集委員会編『アメリカ文学と革命』 衣川清子
<第46回定期大会の概要・大会決議>
<科学者つうしん>
<編集後記>長野八久
<巻頭言>
生物多様性保護が拓く新たな環境政策 畠山武道
<特集>生物多様性から改めて問う日本の環境政策─沿岸域統合管理を手がかりに
まえがき 高山進
愛知目標の達成にむけた日本の環境政策の課題 吉田正人
「田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト」がつなぐ,地域と世界 呉地正行・舩橋玲二
長良川河口堰の「開門調査」をめぐって─愛知県長良川河口堰最適運用検討委員会の取り組み 富樫幸一
生物多様性の主流化へと舵を切るアメリカ─三位一体の政策調整・転換システム 及川敬貴
ヨーロッパにおける流域政策の展開と日本の課題─EU水枠組み指令の「統合」が示唆すること 保屋野初子
<談話室>
長良川河口堰の開門をめざす市民の取り組み 武藤仁
<レビュー>
沿岸域の総合的管理と法制度 三浦大介
<レポート>
生物多様性条約第13回締約国会議レポート 道家哲平
<オピニオン>
日米の沿岸域統合管理の歴史的原点から見えてくること 高山進
<ひろば>
予算拡大で新たな危険段階に入った防衛装備庁の研究委託制度 野村康秀
軍学共同反対連絡会の活動 赤井純治
<本>
公益財団法人笹川平和財団・海洋政策研究所編『沿岸域総合管理入門─豊かな海と人の共生をめざして』 脇田和美
<読者の声>
<科学者つうしん>
<編集後記>井上大樹
<巻頭言>
「女性活躍推進」はジェンダー不平等を解消する? 朴木佳緒留
<特集>女性研究者の出産・子育て─研究との両立と葛藤
まえがき 衣川清子
子育てをめぐる女性研究者の現状と課題─臨床心理士の立場から 小畑千晴
若手女性研究者のワーク・ライフ・バランス上の困難について─保育労働を研究する立場から 小尾晴美
「出産・子育てと研究遂行の葛藤」を乗り越えるために─子育て中の立場から 岸田未来
<談話室>
研究と子育ての四つのポイント─子どもを育てながら歩む博士課程 半沢蛍子
<レビュー>
ジェンダー論のブラックボックス─科学と宗教の交差点 鬼頭孝佳
災害と緊急事態 金子勝
身近な液体,水における液体・液体転移の探索 名越篤史
<ひろば>
足元で立憲主義の危機に向き合う─軍学共同反対の取り組み 河かおる
両用分野の研究は非軍事か?─「国家安全保障に貢献する技術に関する検討会」の動き 河村豊
軍事研究についての関西大学の態度表明 鯵坂真
マグロ養殖は持続可能なのか 長野八久
<本>
本田浩邦 著『アメリカの資本蓄積と社会保障』 十河利明
<読者の声>
<科学者つうしん>
<編集後記>髙橋礼二郎
<巻頭言>日本科学者会議の課題 井原聰
学問の軍事化に抗う 『日本の科学者』編集委員会
<レビュー>
わずか20数細胞の動物─ニハイチュウの適応進化 古屋秀隆
日本列島の温暖化 今清水雄二
低周波音被害とは何か? 小林芳正
自民党「日本国憲法改正草案」とセクシュアルマイノリティ 新ヶ江章友
<談話室>
毎日,地球にごめんなさい 中嶋由美子
<レポート>
「大学ガバナンス強化」の最悪の帰結─「改革」の名を借りた福岡教育大学の破壊と私物化 福岡教育大学教員有志FUEの会
<ひろば>
大西隆学術会議会長への抗議と批判─「'軍事研究容認'と叩かれても伝えたいこと」の発言をめぐって 井原聰
軍事研究に対する法政大学の態度表明について 増田正人
西南学院「平和宣言」発表の経緯と意味─戦争の悲惨さを記憶し,同じ過ちを繰り返さないために 松見俊
<読者の声>
<科学者つうしん>
編集委員会から
<巻頭言>
平和と科学者の責任 益川敏英
<読者の声>
<特集>介護福祉労働再考─介護福祉労働の社会的意味と専門職養成の課題
まえがき 鴻上圭太
介護に関する資格者の養成に関する現状と課題─学ぶ機会と介護労働におけるソーシャルワークの関係 鴻上圭太
介護福祉労働の社会的意義を改めて問う 石田一紀
「介護労働の専門職性」議論のために─ヘルパー制度利用の障害者の立場から 河野勝行
介護人材育成と外国人労働者問題─中国・ベトナムとの交流をとおして 磯野博・畢麗傑・藤本文朗
<談話室>
もし東大の非正規労働者1万人が無期転換されたら? 志田昇
<レビュー>
ドイツのエネルギー大転換─日本のエネルギー政策への教訓 吉田文和
<オピニオン>
自由闊達で旺盛な選挙活動は民主主義の基礎 茶畑保夫
<レポート>
社会福祉事業者と学者・研究者との共同事業の展開─東日本大震災後の福島市での福祉事業 根本昭三
<ひろば>
明治大学における安保法制反対と軍事研究禁止の取り組み 黒田兼一
「三重大学の軍学共同に反対する三重県民アピール」署名活動 高山進
軍事研究に応募した大阪市立大学─大学当局の姿勢をただす市民の取り組み 仲本和明
<大会報告>
<大会決議>
<科学者つうしん>
<編集委員会から>
<特集>『資本論』150 年─その現在的意義と受容史
まえがき 大村泉
『資本論』と主流派経済学,その資本主義観の相違─資本主義下の市場は何を実現するものなのか 平林一隆
経済学の多様性と『資本論』─学術会議の「参照基準」論争をめぐって 黒瀬一弘
日本における『資本論』像 久保誠二郎
<レビュー>
クラーラ・ツェトキーンと『資本論』第1 巻─マルクス主義と女性解放論・女性運動 伊藤セツ
『資本論』と医師群像─マルクス・エンゲルスと医師たち 日野秀逸
<談話室>
小笠原みどり『スノーデン,監視社会の恐怖を語る』を読む 矢作英夫
<サロン>
99% 以上の難民が不認定になる国─難民条約加盟36 年,日本はいつ難民を受け入れるのか? 田中恵子
ハンブルクにおけるマルクスと『資本論』の印刷 ロルフ・ヘッカー
『資本論』第1 巻初版(1867)オリジナルの国内所蔵状況とマルクスの献辞本 大村泉
カール・マルクスとカリカチュア 窪俊一
<本>
大和久勝 著・山岡小麦 マンガ『マンガ&エッセイ いまこそ共感力!─子どものトラブルに悩んだら』 井上大樹
宗川吉汪 著『福島甲状腺がんの被ばく発症』 守田敏也
<読者の声>
<科学者つうしん>
<編集委員会から>
<読者の声>
<特集>変わりゆくキューバ
まえがき 工藤昌宏
言葉の玉手箱 増澤誠一
脱帽!キューバ医療─全日本民医連キューバ医療視察から視えたこと 増田剛
キューバの人道教育とその現代的意義─幼児教育,協働学習,価値教育 吉田太郎
商業主義から最も遠いところに存在するキューバ音楽─その魅力の秘密はどこにあるのか 福田一信
変わりつつあるキューバの社会と文化─変わりゆくものと変わらないもの 増澤誠一
変革期キューバの社会的公正─グローバル資本主義期における自立的発展の模索 平野研
<談話室>
日本キューバ友好協会と日本科学者会議との繋がりについて─なぜ,「キューバ特集」か? 増澤誠一
<レビュー>
安保法制と労働問題─労働者災害補償保険の適用を中心に 宮風耕治
沖縄から平和を学ぶ─中学校教育で学び,考えてきたこと 平井美津子
<ひろば>
建設アスベスト訴訟の到達点と課題─初の高裁判決を前にして 西村隆雄
<本>
佐藤政男著『原発事故6年目 現地情報から読み解くふるさと福島』 山崎健一
<科学者つうしん>
<編集委員会から>
<特集>超低周波・低周波音,電磁波による健康被害
まえがき 浅妻裕
言葉の玉手箱 浅妻裕
低周波音による健康影響と個人差─前庭による知覚と上半規管裂隙症候群 松井利仁
風力発電被害とどう闘うか─法的手段の可能性と課題 市川守弘
“社会的障壁”としての電磁波と健康問題─身近な発生源と対策 加藤やすこ
<談話室>
非営利未来型の「株式会社はは(HaHa,Inc.)」の設立─乳歯中に含まれるSr90 の測定所建設 星野香
<レビュー>
北朝鮮の核兵器開発はどこまで進んだか 岡本良治
<オピニオン>
北朝鮮核問題の外交的解決を探求する 川田忠明
原発の運転差止裁判とわが国司法制度の歪み 富田道男
<レポート>
市民による政策提案─岡山からの報告 小畑隆資
<ひろば>
阪府公立中学校「チャレンジテスト」のねらいと問題点─教育関係者・府民との共同で,廃止・撤回めざして 小林優
米軍資金問題と日米2国間技術協力に関わる動き 齋籐安史
<読者の声>
<科学者つうしん>
<編集委員会から>
<特集>東南アジア島嶼部熱帯林の保全と再生
まえがき 神前進一
言葉の玉手箱 神前進一
東南アジア島嶼部の森林消失と保全─ボルネオ島の事例 神前進一
熱帯泥炭地─黄金の大地 大崎満
インドネシアの泥炭火災と泥炭地回復─2015年の泥炭火災と,乾燥泥炭地の湿地化・パルディカルチャー 水野広祐
東南アジアのアブラヤシ商業栽培におけるRSPO認証制度誕生の経緯と現状─民間企業の危機管理から発展した持続的生産への標準化 中西宣夫
<談話室>
現代の富裕層が積み上げるバベルの塔 高田太久吉
<レビュー>
トランプ政権と日米安保─アメリカにおける軍事に対する立憲的統制の可能性 三宅裕一郎
核兵器禁止条約の意義と世界の不可逆な四つの流れ 冨田宏治
<論文>
石狩既設風車の低周波・超低周波音測定と健康被害 山田大邦
(参考資料)
<本>
熊野以素著「九州大学生体解剖事件 70 年目の真実」 浦野俊夫
<日本科学者会議 声明>
「核兵器禁止・廃絶条約の採択を心から歓迎し,日本政府をはじめ非締約国が条約を受け入れることを強く要請する」
<読者の声>
<科学者つうしん>
<編集委員会から>