<扉のことば> 限界集落の活性化をめざして 本間慎
<特集>ハンセン病医療政策と人権保障—ノルウェーとの比較において
まえがき 井上英夫
患者からハンセン病隔離政策を問う 宇佐美治
ハンセン病医療政策と患者の人権
—「癩予防ニ関スル件」制定に着目して 鈴木静
日本のハンセン病政策と医師,医学界の責任 莇昭三
患者の視点からノルウェーのハンセン病政策を振り返る ユングベ・ネドレボ
国際的視点から捉えるノルウェーハンセン病政策とスティグマ シグード・サンドモ
<談話室>水路誌にみる富山湾—海を守る情報誌への改正 石森繁樹
<レビュー>坂田昌一と研究室憲章—「小林・益川理論」誕生の源流 西谷正
エクセルギーと人の温熱環境 宿谷昌則
<オピニオン>日本における技術の到達点とこれからの技術 塩谷光
基幹産業企業の汚染データ改ざん事件とその後 後藤隆雄
<ひろば>プルサーマルにおけるプルトニウムの同位体効果 児玉一八
『益川敏英と科学の仲間』を読んで 川井利長
『憲法と現実政治』を読んで 木村康子
<本>静岡の女性誌を作る会 編『聞き書き 静岡の女性 20世紀を生きる』 小川裕子
矢ケ崎克馬 著『隠された被曝』 松井英介
京極一樹 著『いまだから知りたい元素と周期表の世界』 秋津貴城
ブロッカー &クンジグ 著『CO2と温暖化の正体』 林弘文
<追悼文>河野通博先生を偲ぶ 磯部作
<科学者つうしん>
<編集後記> 牛田徳行
表3 日本科学者会議会則
<扉のことば> 持続可能な経済か,それとも縮減か? 北村実
<特集>21世紀の科学リテラシー
21世紀に必要な科学リテラシーとは何か 川勝博
義務教育と科学リテラシー
—義務教育で科学的基礎能力として何を身につけさせればよいか 岩田好宏
大学基礎教育科学の基本—科学リテラシーとは 坂東昌子
地球温暖化論争を経験して,科学リテラシーについて思うこと 江守正多
ニセ科学問題から見た科学リテラシー 菊池誠
<談話室>平和的生存権—百里基地訴訟を振り返って 浦田賢治
<レビュー>平和的生存権国連キャンペーンの動向
—国連宣言を求めるNGOの活動 前田朗
江戸時代における
円周率の値の逆行現象と数学的な「証明」概念の萌芽と挫折 中村邦光
<原著論文>北陸電力・志賀原子力発電所の事故分析 児玉一八
<オピニオン>消費者庁・消費者委員会設置2年目を迎えて
—その現状と問題点 山浦康明
<本>中島紀一・金子美登・西村和雄 編著
『有機農業の技術と考え方』 生井兵治
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン 編
『遺伝子組み換えナタネ汚染』 前田耕治
<科学者つうしん>
<編集後記> 中須賀徳行
表3 入会のお願い
<扉のことば> 国立大学運営費交付金の増額でポスドク問題の解決を! 松田正久
<特集>「財政危機」と税制のあり方
まえがき 安藤実
日本財政の特異性について 岩波一寛
消費税増税論について 湖東京至
民主党政権の税制改革方針 浦野広明
「財政危機」の歴史的要因について 安藤実
<談話室>朝鮮学校にわが身を映して 松井和子・松井英介
<レビュー>次世代スーパーコンピュータと計算基礎科学
計算科学による素核宇宙融合 青木慎也
衛星観測による漁業技術の近代化と漁業の持続性 松村皐月
<フロンティア>市民による食の不具合情報一元化の実施と意義
—「食の安全・市民ホットライン」の立ち上げ 山口英昌
<本>「林 淳一遺想集」編纂委員会 編著
『人間は自然をどうとらえてきたか—林 淳一 自然科学・教育論』 稲生勝
浅見輝男著,改訂増補
『データで示す—日本土壌の有害金属汚染』 本間愼
<科学者つうしん>
<編集後記> 中本悟
表3 「シンポジウム 今日の憲法の21世紀的意義を探る その7」のご案内
<扉のことば> 日本私大教連が「私立・国立同等の原則」に込めた願い 野中郁江
<特集>2010宮崎・口蹄疫被害を考える—再び大惨事を起こさないために
まえがき 牧村進
2010宮崎・口蹄疫被害の教訓と再建への課題 牧村進
口蹄疫と家畜の殺処分 中野豊
口蹄疫被害と地域再生—地域の政治経済制度と3層の地域循環の視点から 入谷貴夫
口蹄疫に関する国際的危機管理体制 岡本嘉六
口蹄疫等の感染症発生と今後の家畜生産 飛岡久弥
<談話室>電気自動車の未来と私の心配事
—激化する電気自動車の開発と日本の産業構造の転換 山本正志
<レビュー>科学とニセ科学にどう向き合うべきか 池内了
<シリーズ ・新たな社会構想をめざして(1)>
今なぜ,「協同労働」?—ワーカーズコープ等の取り組みの経過と課題 田中夏子
<フロンティア>改正河川法を悪用した設楽ダムづくり
—流水の機能維持が主目的のダム建設は中止を! 市野和夫
<本>L・T・ホブハウス 著,吉崎祥司 監訳,社会的自由主義研究会訳
『自由主義—福祉国家への思想的転換』 本田浩邦
『NHK, 鉄の沈黙はだれのために—番組改編事件10年目の告白』 野原仁
<科学者つうしん>
<編集後記> 大松重雄
表3 「日本科学者東海地区シンポジウム」のご案内
表2 日本科学者会議緊急アピール
<扉のことば> 平和への権利国連宣言を求めて
—スペインから法律家を招請してシンポジウムを開催 前田朗
<特集>諫早湾干拓事業と有明海再生の課題
まえがき 東幹夫
有明海異変と開門による再生(その1) その海洋物理化学的メカニズム 佐々木克之
有明海異変と開門による再生(その2) 底生動物の経年変化から 東幹夫
「よみがえれ!有明控訴」の経過と到達点 堀良一
破綻した公共事業としての諫早湾干拓事業の政治経済学的問題 宮入興一
<談話室>日本人はなぜ欧文で姓と名をひっくり返してきたのか 中須賀徳行
<レビュー>次世代スパコン「京」前夜の計算物質科学 常行真司
尖閣諸島問題について—国際法上の検討課題を中心に 河錬洙
複雑系科学の哲学—対称性の破れと多様性 菅野礼司
<オピニオン>鏡の中のニューディール 本田浩邦
<本>田中祐二・中本悟 著
『地域共同体とグロバリゼーション』 井上博
反戦イラク帰還兵の会/アーロン・グランツ著/TPU訳
『冬の兵士』 後藤仁敏
<編集委員会からのお知らせ>
<科学者つうしん>
<編集後記> 鈴木勝久
表3 東北地方太平洋沖地震を契機とする福島原発の炉心損傷事故について
<扉のことば> 福島原発事故に思う 「日本科学者会議」の役割 安齋育郎
<緊急特集>東日本大震災における原子力災害
まえがき 林弘文
福島第一原発・炉心溶融事故の影響 —被災地からの現状報告 清水修二
福島第一原発で何が起こったのか? 深尾正之
放射線による内部被曝 —福島原発事故に関連して 沢田昭二
「安全神話」に根ざす原子力発電所の過酷事故対応体制の決定的欠如
—特に農と食に係る問題を中心にして 生井兵治
<本>河田惠昭 著 『津波災害−減災社会を築く』 牛田憲行
<談話室>崩壊熱とは何か—東海地震が浜岡原発を襲ったら 林弘文
<特集>日本の介護の社会化を問う
まえがき 藤本文朗
介護労働の普遍的特性 石田一紀
介護人材養成の現状と課題 藤井伸生
介護労働の専門性と介護労働者の誇り 鴻上圭太
介護現場から「介護の社会化」を問う 北垣智基
<科学者つうしん>
<編集後記> 前田耕治
表3 JSA院生 夏の学校 in 沖縄
<扉のことば> 総合的生物多様性管理(IBM)の進め方 江村薫
<特集>TPPと日本の政治・経済
まえがき 中本悟
民主党政権の構造改革回帰,大連立志向とTPP
—現代日本の政治対抗の中のTPP 渡辺治
アメリカの通商戦略とTPP—オバマ政権はなぜTPPを推し進めるのか 萩原伸次郎
TPPと日本経済の焦点 藤田実
TPPと日本農業再建の課題 田代洋一
TPPの国民生活への影響
—構造改革が加速化し,国民経済の基盤を揺るがす 今井拓
<談話室>第54回野口英世記念医学賞を受賞して 藤田禎三
<レビュー>霧島新燃岳噴火と災害危機対応 木下紀正
<シリーズ新たな社会構想をめざして(2)>民主党政権と議会制民主主義 小沢隆一
<オピニオン>TPPが日本の農林業の公益的価値および
農山村活性化におよぼす影響を考える 瀬戸昌之
<ひろば>「国際反核法律家協会会長ウィーラマントリー判事からの書簡」
原発の存続・拡散は将来世代への犯罪 浦田賢治
<科学者つうしん>
<編集後記> 藤田実
表3 原水爆禁止2011年世界大会・科学者集会(岐阜)
<扉のことば> 福島における校庭の放射能汚染と利用制限 野口邦和
<特集>戦争・紛争による民衆の犠牲
まえがき 中須賀徳行
枯葉剤散布は核兵器と同様の悲劇をもたらす
—第二次世界大戦末期にも対日枯葉作戦計画があった 中村梧郎
皇軍細菌戦に対する中国民衆被害者の裁判闘争 松井英介
戦略爆撃の実相—大量虐殺とその非人道性 前田哲男
内部被曝隠しは放射線犠牲者隠し—科学者を動員したアメリカ核戦略 矢ヶ﨑克馬
冷戦後1990年代のアフリカの紛争 児玉谷史朗
<談話室>人類は原発とは共存できない 柘植新
<レビュー>「日米軍事同盟」強化と東アジアの平和 康宗憲
<シリーズ 震災と原発事故(1)>大震災の復興に科学者の良心と勇気と先見性を 保母武彦
<シリーズ新たな社会構想をめざして(3)>
「日米安保体制」と沖縄基地問題—「同盟深化」,普天間飛行場問題,地位協定改定 明田川融
<本>武藤軍一郎 著『砂川闘争の記 ある農学徒の青春』 北川勝弘
<第42 回定期大会報告・大会決議>
<科学者つうしん>
<編集後記> 三好永作
<扉のことば> 持続可能な社会についての断想 白井浩子
<特集>温暖化する地球とその対策
まえがき 上園昌武
地球温暖化についての科学的知見 林弘文
二酸化炭素による地球温暖化と地球環境
─水惑星としての地球の未来の安寧をめざして 安田延壽
地球温暖化と漁業─レジームシフト理論から影響を評価する 川崎健
温暖化防止条約交渉の現状と課題─交渉を妨害する日本 早川光俊
温暖化対策と地域社会の活性化─福祉や雇用創出との統合 上園昌武
<談話室>「ブラウン運動」と私の疑問─大学生のとき自分に課した宿題 生井兵治
<レビュー>炭素循環解明に向けた“いぶき”(温室効果ガス観測衛星GOSAT)の観測 井上元
松山市における路上生活者問題について─支援活動を通じて見えてきたこと 丹下晴喜
<フロンティア>児童養護施設における大学進学問題 堀場純也
<シリーズ 震災と原発事故(2)>大震災の真の復興に向けて
─被災地域を地場産業の繁栄と豊かな生活の先進地域に 嶋田一郎
<本>笹本潤・前田朗編著『平和への権利を世界に 国連宣言実現の動向と運動』 橋本左内
榎木英介著『博士漂流時代 ─「余った博士」はどうなるか?』 伊藤光弘
基礎経済科学研究所 編『未来社会を展望する─甦るマルクス』 宮田惟史
<科学者つうしん>
<第47 期『日本の科学者』編集委員会の発足にあたって> 岩佐茂
<編集後記> 江村薫
<扉のことば> 地方大学の存在価値とは何か
─地域を支える市民の育成と文化の創造 神谷章生
<特集>私立大学の危機─現状と打開の方向
まえがき 藤田実
高等教育政策と「私立・国立同等の原則」の提案 野中郁江
私立大学の財政困難と経営の問題 山賀徹
私立大学における教育・研究と文科省の政策誘導 藤田実・三宅祥隆
私立大学就学費用の家計負担をめぐる問題状況 兵頭淳史
私立大学教員の身分の不安定化と権利侵害 田中直
<談話室>原発事故と大学の状況 谷雅泰
<レビュー>放射能の分布はどうなっているか
─福島原発事故を考える一つの視点 村瀬千明
日本のエネルギー・原子力発電の今後
─福島第一原発事故が示した日本のエネルギー・原子力政策の重大な欠陥 青柳長紀
<シリーズ 震災と原発事故(3)>漁業復興のあり方についての提議 日本科学者会議
<シリーズ 新たな社会構想をめざして(4)>
現代の社会保障の問題状況と新たな改革構想 唐鎌直義
<本>松井英介著『見えない恐怖─放射線内部被曝』 青木克明
<科学者つうしん>
<編集後記> 新井田智幸
<扉のことば> 政府には私立大学の公共性を確保する責任がある 手塚廣
<特集>東北地方太平洋沖地震と巨大津波
まえがき 牛田憲行
東北地方太平洋沖地震—何が起きたのか,何を考えたのか 鷺谷威
東日本大震災の「想定外」問題について 鈴木康弘
連動型巨大地震による津波
—1707年宝永地震,2004年スマトラ島沖地震, 2011年東日本震災の津波 都司嘉宣
地震と原発事故−福島原発震災の徹底検証を 立石雅昭
<談話室>波・水の波・津波・流体と理科教科書 牛田憲行
<特別企画>「大逆事件」判決と『青鞜』創刊から100年
「大逆事件」判決から100年の現代的意味 林彰
生きてある「大逆事件」の現在 田中伸尚
「大逆事件」から『青鞜』へ
—「わたしはわたし」というデモクラシーの追求 米田佐代子
<オピニオン>米の原爆投下とソ連の対日参戦
—日本のポツダム宣言受諾の主要因は何であったのか 三好永作
<シリーズ 震災と原発事故(4)>
大震災という現実に直面して
—"2011年3月11日から変わった"を合い言葉に 武井隆明
<科学者つうしん>
<編集後記> 山岡暁
<扉のことば> 経済成長至上主義からの脱却 藤田実
<特集>学術分野の男女共同参画─問題の背景と課題
まえがき 石渡真理子
海外から見た日本の女性研究者 都河明子
学術分野の男女共同参画─前進面と課題 JSA女性研究者技術者委員会
非常勤講師から見た政府の女性研究者支援策 松村比奈子
大学におけるジェンダー教育の実践と課題 朴木佳緒留
<談話室>国境を越えるオゾン 鈴木勝久
<レビュー>「原発ゼロ」は今すぐでも可能 増田善信
太陽系外惑星系と宇宙の生命探査 海部宣男
<オピニオン>核の時代の忌まわしい影—その終焉に向けて アンジェロ・バラッカ
<ひろば>バラッカ教授からの感謝と連帯の手紙
国際レベルで脱原発の連携をきずきましょう アンジェロ・バラッカ
<レポート>原水爆禁止2011年世界大会「科学者集会(岐阜)」の報告 松井英介
<科学者つうしん>
<本>浅見輝男著『福島原発大事故─土壌と農作物の放射性核種汚染』 多羅尾光徳
<『日本の科学者』第46巻(2011年)総目次>
<編集後記> 布川淑