プログラム
開会全体集会(会場:キャンパスプラザ京都・4階第2講義室)
11月26日(金)
12:30[受付]
13:00[開会]
開会宣言
開会挨拶:田中雄三京都支部事務局長
基調報告(全体):安齋育郎実行委員長
テーマ分科会コーディネータ代表者による基調報告
河井智康・畑 明郎・田中雄三・明石博行・北村 実
15:15[休憩]
15:30[総合討論のための問題提起]
林 智・田中 正・上田勝美・和田 武・碓井敏正
16:30[総合討論]
18:00[閉会]
閉会全体集会(会場:立命館大学衣笠キャンパス・
アカデメイア立命21[国際平和ミュージアム]中野記念ホール)
11月28日(日)
13:30[開会]
会場校代表挨拶
テーマ分科会の報告
15:00[討論]
[「京都アピール」、「気候変動緩和政策政府申し入れ」の採択]
16:00[閉会]
テーマ分科会(会場:立命館大学衣笠キャンパス・敬学館)
【テーマ分科会1(平和)】地球規模の平和社会への展望
11月27日(土)
9:30[開会・趣旨説明:河井智康]
9:40 第1セッション「米国の世界戦略の背景と実態および矛盾解決の展望」
司会:藤岡 惇
木村 朗:「正義の戦争」とアメリカ −原爆と劣化ウラン弾を結ぶもの−
山崎文徳:湾岸戦争におけるアメリカの無差別大量爆撃
沢田昭二:アメリカの核兵器使用政策の背景
−残留放射線被害の隠ぺい−
10:50[討論]
11:10[休憩]
11:20 第2セッション「地球規模の反戦平和の流れとその教訓」
司会:田中 正
河井智康:地球規模の反戦平和の流れと国際地域共同体の発展
岩鼻通明:最近の朝鮮半島情勢 −韓国映画をとおしてみた−
12:10[討論]
12:30[終了]
11月28日(日)
9:30 第3セッション「日本の軍事大国化に関する国際政治上の評価と問題解決の方向」
司会:安齋育郎
金子 勝:日本の安全保障と国際貢献
亀山統一:米国の世界戦略と日米軍事同盟 −沖縄からの分析−
中野貞彦・伊藤 隆:人類生存に危機をもたらすミサイル防衛システムに
大きな反対運動を
10:40[討論]
10:55[休憩]
11:00 パネルディスカッション「恒久平和を可能にする社会システムの検討」
パネリスト:安齋育郎・岩本智之・藤岡 惇・藤田明史
司会:河井智康
12:00[総合討論]
12:25[まとめ]
12:30[閉会]
【テーマ分科会2(環境)】環境保全型社会への課題と展望
11月27日(土)
9:00 第1セッション「温暖化」
司会:和田 武
岩本智之:科学を握って離さず −「地球温暖化」をめぐる誤解、曲解、半解を糺す−
坂本 圭:極海域での高密度水形成過程に対する潮汐の役割
歌川 学:地球温暖化対策の現状と課題
平岡俊一:自治体における市民参加型の地球温暖化対策
児玉一八:石川県の地球温暖化防止対策の現状と課題
木原浩貴:都道府県地球温暖化防止活動推進センター・地球温暖化防止活動推進員
制度の現状と課題 −各主体の役割の明確化を−
田浦健朗・豊田陽介:NGO・市民が進める温暖化防止の取り組み
藤永のぶよ:市民による再生可能エネルギー普及活動の現状と展望
−市民共同発電所全国フォーラム報告より−
山口 歩:風力発電の技術動向と今後の可能性
−電力生産技術における「健全性」の問題−
森 隆昌:持続可能な社会とは何か −その現状と将来展望−
12:05[討論]
12:50[終了]
11月28日(日)
9:00 第2セッション「廃棄物・有害物質汚染」
司会:畑 明郎
高島邦子:産業廃棄物不法投棄をめぐる自治体の環境政策
−青森・岩手県境不法投棄を事例として−
河内俊英:ガス化溶融炉・RDFによるゴミ処理のかかえる問題
淺木洋祐:自動車リサイクル法についての検討
−EPRの視点から−
杉本通百則:自動車リサイクル成立の経済的条件
金 恵珍:韓国のIT産業と環境汚染問題 −IT機器のリサイクルについて−
林 節男:神岡鉱山の排煙対策の歩み −鉱害防止協定後、33年間の立入調査の
経過と到達点そして今後の課題−
谷田悟郎:京都盆地の大気汚染調査から京都の環境問題を考える
−健康問題から今後の自治体運動を考える−
畑 明郎:拡大する土壌・地下水汚染
泉 邦彦:地球規模の鉛汚染の脅威
11:40[討論]
12:30[閉会]
11月28日(日)
9:00 第3セッション「生態系」
司会:高山 進
高山 進:日本の内湾管理の経過と「共同無責任状態」
及川敬貴:アメリカ環境法制における二つの「環境」概念
−「共同無責任状態」からの脱却をめざした法システムの基本構造−
鷲谷いづみ:地球の環境容量と自然再生
飯島 博:霞ヶ浦流域の環境保全と持続型社会の構築をめざす市民型公共事業
−アサザプロジェクト−
橋本良仁:20年目を迎えた圏央道建設反対運動
近藤 真:日本とニュージーランドのダム問題と環境法
森 透:福井県敦賀市中池見湿地の保全とNPO法人「ウエットランド中池見」
−市民・行政・企業の協働とパートナーシップを求めて−
11:30[討論]
12:30[閉会]
【テーマ分科会3(経済)】持続可能な社会経済システムを問う
11月27日(土)
9:30 第1セッション「グローバリゼーション下の経済」
司会:松野周治
杉本昭七:グローバリゼーションをどう捉えるか
二瓶 敏:グローバリゼーションと現代帝国主義
河音琢郎:現代アメリカの対外政策と国内政治・経済基盤の構造変化
太田和宏:グローバリゼーションと途上国 −フィリピンを事例に−
朝日吉太郎:グローバル化とドイツの労使関係
12:30[終了]
11月27日(土)
9:30 第2セッション「市場機構と経済民主主義の諸相」
司会:麻生 潤
二宮厚美:経済民主主義と新福祉国家のかたち
中谷 武:持続可能経済と市場メカニズム −グローバル化を中心に−
川口清史:社会経済システムにおける非営利・協同セクターの位置と役割
横山壽一:労働組合と経済民主主義
森岡孝二:CSR時代の株主運動と企業改革の課題
12:30[終了]
11月28日(日)
9:30 第3セッション「持続可能な経済システムを展望する」
司会:田中雄三
大西 広:問われているのは文明としての資本主義の克服
上瀧真生:資本主義と人間の再生産 −人口減少社会・日本の現実から−
和田幸子:持続可能な経済発展と途上国世界の活力
林 智:有限の地球の経済学は可能なのか
−それはSS(永続可能な社会)構築の鍵を握る−
12:30[閉会]
【テーマ分科会4(科学・技術)】「豊かな社会後の社会」における科学・技術を考える
11月27日(土)
9:30 第1セッション「歴史的課題としての『豊かな社会後の社会』における
科学・技術の探求」
司会:兵藤友博
明石博行:「豊かな社会後の社会」における科学と技術を考える
舘野 淳:「持続可能な開発」(SD)概念の再検討
10:15[討論]
10:30[休憩]
10:40 第2セッション「現代における技術のあり方を考える」
司会:兵藤友博
上野鉄男:治水技術における総合科学の欠如と持続可能な治水技術の展望
大竹昭郎:遺伝子組換え作物の試験栽培をめぐって
矢作英夫・秋山昌文:情報通信網の現状とユニバーサル・サービス
中村寿子:飲料水・生活用水「商品化」の実態と21世紀の課題
浅見輝男:日本政府による食品中カドミウム最大基準値設定法の批判的検討
12:30[昼食休憩]
13:30[総合討論]
14:30[終了]
11月28日(日)
9:30 第3セッション「技術の現状をふまえて科学と学術のあり方を考える」
司会:小森田精子
稲生 勝:現代の相対主義と科学の商品化
有須 昇:「持続可能な文明」をめざして −科学・技術と知的財産−
兵藤友博:科学と技術を担う次世代人材の育成について
10:40[討論]
10:55[休憩]
11:05 第4セッション「科学技術基本法後の科学技術政策のあり方を考える」
司会:小森田精子
野村康秀:財界の科学技術戦略と第3期科学技術基本計画
−多国籍企業への奉仕要求と軍事技術の取込み−
松井安俊:第1期および第2期の科学技術基本計画を検証する
鈴木憲太郎:旧国立研独立行政法人の状況
12:15[討論]
12:30[閉会]
【テーマ分科会5(教育・文化)】
【分散会A(教育)】子どもの発達と教育の可能性
11月27日(土)
第1セッション「『心の教育』の検討」
司会:春日井敏之・藤岡秀樹
9:30[テーマ設定の趣旨説明]
9:40
高垣忠一郎:心の教育と『心のノート』−心理臨床の視点から−
石澤雅雄:子どもの心と乖離する『心のノート』
坂野 登:日本人としての愛国心とはなにか
−日米比較調査研究を通して−
上原之映:向社会的行動としての平和活動が高校生の心理的発達に及ぼす影響
−「高校生平和ゼミナール」の活動を中心として−
11:20[休憩]
11:30[討論]
12:30[終了]
11月28日(日)
第2セッション「子どもの発達と病理への援助」
司会:窪島 務・梅田 修
9:30[テーマ設定の趣旨説明]
9:40
櫻谷真理子:子どもを虐待する家族への援助
那須光章:多忙化と心理的強制状況での子どもの焦燥と無気力
−不登校・いじめ・学習回避の様相−
白井利明:大人へのなりかたをめぐる問題
−大人になることの難しさと新しい可能性−
小倉昭平:子どもの発達と発達保障 −子どもたちの発達の道を開き、
人間性豊かな未来を確立していくために−
11:30[休憩]
11:40[討論]
12:30[閉会]
【分散会B(文化)】持続可能な社会と新しい倫理
11月27日(土)
9:30[開会]
司会:赤井正二
北村 実:持続可能な開発の概念をめぐって
碓井敏正:持続可能な社会とグローバルな正義
岩佐 茂:生活様式から環境問題を考える
河野勝彦:持続可能な社会と新しい倫理
−環境倫理が新しい生活様式、文化になるために−
亀山純生:“人間と自然の共生”理念の性格と意義
−持続可能な社会への新しい倫理の基礎理念−
11:30[討論]
12:30[終了]
11月28日(日)
9:30[再開]
司会:碓井敏正
北村 浩:持続可能な社会と分権・参加民主主義
四元忠博:Snowdonia Weekend(イギリス・ウェールズ・スノードン地方)に参加して
−持続可能な地域社会を求めて−
高橋禮二郎:炭焼き技術から見えてくる持続可能型社会
宮田猪一郎:21世紀の長寿社会を目指して −持続可能な社会を考える視点−
大見興一:持続可能な社会にむけての教育の改革
−産業教育からの脱出−
11:30[討論]
12:30[閉会]
一般分科会(会場:立命館大学衣笠キャンパス・敬学館/末川記念会館)
【一般分科会1】研究者の権利・地位問題
11月27日(土)
13:30[開会]
司会:小野塚春吉・秋山昌文
浜林正夫・秋山昌文:科学者研究者の権利の状況
松永光司・長田好弘:NTT研究所における裁量労働制導入問題のたたかいと教訓
川島茂裕:富士大学助教授配転・解雇事件について
−事件の経緯と被告側の主張の特徴−
15:10[休憩]
石栗義雄・浜林正夫:国立大学法人移行後の科学者の権利に関する問題点
今野 宏:公立大学の法人化と教員の権利・地位
−横浜市大の例を中心に−
石渡眞理子:学問の世界における性差別の解決にむけて
−東京支部の取り組みを中心に−
竹森 信:研究者・公務員としての基本的な権利・義務
−特に(独)産総研でのこの二年間に関連して−
17:20[総合討論]
18:00[閉会]
【一般分科会2】水産問題 −持続的な発展をめざして−
11月27日(土)
15:00[開会・趣旨説明]
司会:山崎 誠
15:15
長谷川健二:海面養殖業の現状と持続的発展
河井智康:食育基本法の前提と水産業の発展
16:15[休憩]
14:25[総合討論]
17:30[閉会]
【一般分科会3】医療・薬と生命倫理 −人間の尊厳をもとめて−
11月27日(土)
13:30[開会・基調報告]
司会:牧野忠康
片平洌彦:医療・薬と生命倫理 −人間の尊厳を求めて−
14:10 第1セッション「医療と薬害関係」
司会:黒須三恵
金岡長英:医療事故と医薬品 −薬害・くすりの医療事故を繰返さないために−
寺岡章雄:医薬学研究者と倫理
中島 晃:多発する薬害事件と専門家の役割
−新たな薬害訴訟・イレッサ薬害被害訴訟の意義について−
15:40[休憩]
15:55 第2セッション「生命倫理関係」
司会:片平洌彦
功刀由紀子:食品安全における科学者・技術者の論理と倫理
黒須三恵:「市場の論理」に抗する生命倫理を求めて
徳永 光:科学技術と「人間の尊厳」
17:25[総合討論]
17:50[まとめの発言]牧野忠康
18:00[閉会]
【一般分科会4】エネルギー・原子力問題
11月27日(土)
13:30[開会]
司会:野口邦和
舘野 淳:原子力発電の動向 −核燃料サイクル問題を中心として−
青柳長紀:エネルギー政策と原子力長計の見直し作業について
本島 勲:電気事業法の生立ちと九電力体制
−自然との共生、エネルギ−の自立への阻害−
渡辺 昂:太平洋炭坑から釧路コールマインへ
−炭坑開発を今何故?−
16:00[休憩]
16:10[総合討論]
17:30[閉会]
【一般分科会5】安全な社会を目指して
−阪神淡路大震災から10年、災害科学の到達点と課題−
11月27日(土)
13:30[開会]
司会:志岐常正
出口俊一:ゼロからスタートした個人補償はどこまできたのか
−大震災の教訓は生かされているのか−
岩崎信彦:「新しい市民社会」つくりをめざす被災地の市民活動
−学民連携の可能性を開拓しながら−
15:00[休憩]
15:15
池田恒男:自然災害と国家責任
坂巻幸雄:支援サイドから見た三宅島の全島避難・帰島問題
伊藤亮司:7・13水害による平野部と中山間地の災害の様子と今後の問題点(仮題)
17:15[休憩]
17:20[総合討論]
18:00[閉会]
【一般分科会6】国立大学法人化元年とその波及
11月27日(土)
13:30[開会]
司会:山辺真人
細川 孝:大学評価をめぐる現状と課題について
細井克彦:国立大学法人化と日本の学術
大串隆吉:都立の大学改革 −公立大学独法化の諸問題−
中島哲彦:国立大学法人就業規則・非公務員化と労働組合の役割(仮題)
立石雅昭:国立大学法人における財政 −教育・研究の理系基礎単位の実情−
15:30[休憩]
15:40[総合討論]
18:00[閉会]
【一般分科会7】環境思想を考える
11月27日(土)
13:30[開会]
司会:牧野広義
宇井啓高:環境は客観的存在か −環境共生、自然共生という共生概念への批判−
関谷 健:自然は何故判りやすく、面白いのか
−児童期の身体アナロジーの役割と限界−
上田 浩:環境思想とマルクス
南 有哲:ヴァンダナ・シヴァの環境思想
入江重吉:自然保護について −エコロジー論と進化論の立場から−
16:50[休憩]
17:00[総合討論]
18:00[閉会]
【一般分科会8】地域の資料・文化財と歴史の学び
11月27日(土)
13:30[開会]
司会:鈴木栄樹
松下正和:災害時における地域遺産保全活動
青柳周一:滋賀大学経済学部附属史料館における史料保存と公開
高橋明裕:地域の歴史学習から相互理解可能な歴史認識へ
15:30[休憩]
15:40[総合討論]
17:00[閉会]
特別セッション「劣化ウランの放射線影響」
(会場:興正寺宿坊興正会館第1学習室)
11月26日(金)
19:00[開会]
「イラクにおける被害状況の映像」上映
19:30[報告]
司会:深尾正之
野口邦和:劣化ウラン弾による環境汚染と健康被害を考える
矢ヶ崎克馬:劣化ウラン弾に対する科学者の姿勢と内部被曝
20:10[コメント]
沢田昭二:内部被曝の深刻性 −原爆急性症状による実証的研究から−
20:20[討論]
21:30[閉会]
自由論題セッション(会場:立命館大学衣笠キャンパス・敬学館)
11月27日(土)
13:30[開会] (持ち時間は、報告30分、質疑応答10分)
司会:伊藤武夫・山谷洋二
松本邦彦:イラク人質事件とNGOの課題 −2004年は「ボランティア零年」か−
湯淺精二:株式会社「ぱっくす」の起業と科学(者)運動の展開
井上 宏:現代資本主義経済と地域産業まちづくりの課題
−宮崎県綾町の事例を中心に−
後藤隆雄:農耕社会と工業化社会の同一基盤性と人間労働からの考察
西山勝夫:「15年戦争」における日本の医学医療に関わる戦争犯罪
上野 哲:日本における学校教員の倫理をめぐる問題点
−技術者倫理教育との比較検討を中心に−
鈴木章方・竹内 智・風間ふたば・小谷信司:
国の天然記念物「山中湖村ハリモミ純林」の保護と再生のとりくみ
17:30[閉会]
ポスターセション(会場:立命館大学衣笠キャンパス・敬学館)
11月27日(土)12:30 〜 15:30
西尾幸一郎:在宅知的障害者のための住環境改善や暮らし方の工夫に関する
ケーススタディ −排泄・入浴などの生活行為に着目した場合−
竹内 智:公共事業におけるPIの課題
−新山梨環状道路北部区間を事例として−
奥西一夫:中国の世界遺産の環境保護政策が教えるもの
小笠原卓:JSA宮城支部「支部講座」の紹介
河村 洋:都立産業技術研究所から見た今日の富士山
齋藤優子・高橋禮二郎:日本の学校給食の現状と課題
−食の安全の視点から−
懇親会(会場:立命館大学衣笠キャンパス・以学館地階食堂)
11月27日(土)18:30 〜 20:30
会費: 一般 3,000円 大学院生・学生 2,000円
関連企画・交流会等
第9回「青少年のための科学の祭典」京都大会
日時:2004年11月6日(土) 10:00 〜 16:30、7日(日)
10:00 〜 16:00
会場:京都市青少年科学センター(京阪電車藤森駅駅より西へ徒歩5分、名神高速南側)
内容:15総学実行委員会から2件の参加申し込みをしています。
1.「科学的なものの考え方」(安齋育郎実行委員長の実演付き)
ジャパン・スケプティクス(超常現象を科学的・批判的に究明する会)との共同参画
2.「地球の温度はどのようにして決まるの?」(パネルとモデルの展示)
立命館大学国際平和ミュージアム見学会
11月27日(土)と28日(日)のお昼休み時間中に行います。
女性研究者・技術者交流会
日時:11月26日(金) 18:30 〜 20:30
場所:JR京都駅付近
費用:一般 5,000円、院生 3,000円(予定)
申し込み・問い合わせ:中村寿子 e-mail
HAE01504@nifty.ne.jp
電話 06-6717-0273
締め切り:10月25日(月)
お願い:人数により会場を決定します。会場等予約の必要上、申し込み締め切りを早めに 設定しました。申し込みいただいた方には後日詳細を連絡いたします。
15総学記念囲碁大会(11月28日、白雲荘)
15総学終了直後、囲碁大会参加者は、みんなでタクシーで移動して、一緒に夕食をとり、 9時ごろまで一人3局ハンディつきで対局し優勝を争う会としたいと思います。その後も打 ちたい人は打てます。7人までは宿泊可能です。ふるってご参加下さい。
会費: 2,000円(夕食代を含む)
呼びかけ人:加藤盛弘・中村浩治(同志社大)、田北亮介・西山龍吉(龍谷大)、片岡 f(京 大名誉)、甲斐道太郎(大阪市大名誉)、松岡正美(立命名誉)、杉野圀明(立命特任)
世話人:西山龍吉・向井俊彦(TEL/FAX 075-722-0366)
委員会の開催予定
思想・文化研究委員会:11月26日(金) 18:30〜20:30
平和問題研究委員会: 11月27日(土) 20:30〜22:00
その他の予定
11月26日(金)の夜に、キャンパスプラザ京都で、権利問題での交流集会が計画されています。
賛同団体
以下の科学者・研究者団体が、第15回総合学術研究集会の開催に賛同しています。
関西民科法律部会、関西唯物論研究会、基礎経済科学研究所、京都民科歴史部会、国土問題研究会、新建築家技術者集団京都支部、新薬学研究者技術者集団、地学団体研究会京都支部、日本史研究会、京都自治体問題研究所、京都民主医療機関連合会
参加申し込み
当日参加ももちろん可能ですが、受け入れの手続きが迅速に行えるよう、できるだけ事前に参加費を払い込み、参加申し込みをしてください。このサーキュラーに折り込まれている振り込み用紙は、参加申込書を兼ねています。確認の都合上、11月19日(金)までに振り込んでください。参加費の事前振り込みをしない場合は、「参加申込書」で申し込んでください。
宿泊予約
15総学開催期間中の京都は秋の観光シーズンの最盛期で、大学生協や旅行業者を通した宿泊先の斡旋ができません。実行委員会では最大限の努力を行い、会場校の立命館大学の生協の協力により、京都市中京区の<コープイン京都>に94人分の宿泊場所を確保しました。その予約は、今回は参加申込用紙ではなく、15総学のホームページ(以下参照)の宿泊予約のページからのみ受け付けます。宿泊予約のページは、10月12日から31日まで開設しますが、確保した部屋が満室になったらその時点で閉鎖します。他で手配される場合を含めて、宿泊場所はできるだけ早めに確保されることを強くお勧めします。
15総学のホームページ
http://www.jsa.gr.jp/15sougaku/
「京都アピール」(第1次案)
実行委員会では、15総学の成果を「京都アピール」としてまとめることを計画しています。以下はその第1次案です。ご意見をお寄せください。
日本の科学者・技術者・研究者のみなさんへ 京都アピール(第1次案)
2004年11月28日
日本科学者会議第15回総合学術研究集会
わたしたちは、持続可能な文明をめざして、阻害要因を解明し、その克服の展望を議論し、平和、環境、経済、科学・技術、教育・文化のあり方を問う総合学術研究集会を行いました。現在、人類と地球はどの分野どの課題を考えても、危険な状況、危機的な状況にあることがあらためて明らかになりました。わたしたちは、科学者・技術者・研究者として自らのおかれた状況と自分たちの活動を反省しながら、日本の科学者・技術者・研究者のみなさまに、人類の一員として、同時に科学者・技術者・研究者としての責任を発揮することを呼びかけるものです。
(1)「テロとの戦争」の延長で、「大量破壊兵器」をもつ危険な政権への「先制攻撃」として始められたイラク戦争が、泥沼化してきており、さまざまな「テロ」を誘発するかのようになってしまっています。わたしたちは、米国の世界戦略の背景と実態を論議し、日本の「対米追随」の道が危険であることに警鐘を鳴らしたいと考えます。同時に、地球規模での反戦平和の流れも台頭しています。また、ヨーロッパ連合や東南アジア諸国連合等の動きもあります。世界平和のために、国をこえた国際的地域の平和な秩序の構築が重要です。そして、核兵器の廃絶、大量破壊兵器を再現させない保証を国際的に求めていかなくてはなりません。
来年2005年は、第二次世界大戦後60周年、国連創立60周年、ラッセル・アインシュタイン宣言50周年です。「戦争の放棄」、「憲法9条」、「武力を必要としない公正な世界システム」等々について、とくに現代の科学、技術、テクノロジーに直接、間接に関わりをもつわれわれとして、真剣に発言する必要を痛感します。科学者・技術者・研究者として今、何ができるか、何をしなければならないかを示す新たなアピールを模索することにしました。
(2)近代産業文明は、18世紀末のイギリス産業革命以降のわずか200年あまりにすぎません。産業革命は、石炭燃料を利用した機械制大工業の発展による大気汚染、水質汚濁、騒音などの公害問題を引き起こしました。第二次世界大戦後は、金属や石油などの地下資源を大量採掘した大量生産・大量消費・大量廃棄の現代産業文明が、世界各地で公害問題を多発させたにとどまらず、国際的な酸性雨、オゾン層の破壊、地球の温暖化などの地球規模の環境問題を引き起こしました。わずか200年あまりの経済活動が約46億年に及ぶ地球環境を変化させており、核実験や原発事故による放射能汚染、水銀やカドミウムなどの重金属汚染、ダイオキシンや環境ホルモンなどの化学物質汚染など、人類の生存を直接脅かす環境問題も発生しています。環境問題の解決なしには、人類は存続できません。徹底した省資源・省エネルギー型生産システム、資源をリサイクルする循環型社会システム、太陽・風力・バイオマスなど再生可能エネルギーの開発、環境負荷の少ない生産・消費システムなどを具備した「持続可能な文明」の構築に向けて、わたしたちははっきり一歩踏み出すことが重要です。1997年に京都議定書を決めたこの地で、政府への申し入れ書を提出することを決めました。(※この申し入れ書の文案は
4th Circular に掲載予定です。15総学のホームページにも掲載します。)
(3)財貨、サービス、情報の生産と流通は20世紀における多面的・飛躍的な技術革新をもとにして急激な膨張をとげ、その総量に関する限りすでに世界的な規模で全人口の基礎的ニーズを満たせる水準に到達したと思われます。しかしながら、国の内外で所得格差が増大し、生涯的生活保障の展望が不鮮明化するなど、経済活動のあり方に起因する社会的軋轢要因がむしろ増大する傾向にあります。わたしたちは、グローバリゼーション下の多国籍企業活動のいっそうの展開、国際・地域機構の増大と変容、資本・技術・生産基盤の地域間大規模移動等々が世界経済全体をどのように変えつつあり、日本経済の発展方向にどのような示唆を与えているかを検討しました。雇用、所得、社会保障問題における市場機構の役割とその限界、説明責任や透明性を重視する方向での企業システム改革についても議論しました。
{(A)わたしたちは、環境問題を解決し、社会的不平等を縮小するという目標をもった社会経済システムへの転換が重要であると考えます。その際、南北問題、青年の雇用問題を重視することが重要であると考えます。}or{(B)それを通して、わたしたちは、環境上の制約を厳守し、国の内外での共生と連帯を促し、物資的富裕を超えた社会的厚生の拡大・充実をめざす方向で新たな社会経済秩序への転換をはかるべきときがきていることを確認しました。}
(4)20世紀の第4四半期頃までには、先進資本主義諸国は次々と「豊かな社会」へと到達したと思われます。しかしこの社会は持続可能でしょうか。わたしたちは、「豊かな社会」をもたらした要因の一つとしての科学・技術の役割とその現状について議論しました。環境破壊をいかに制御するかは21世紀の科学・技術の世界的課題です。技術発展のあり方では、特に、BSE・鳥インフルエンザの広がりに象徴される脆弱性を抱えた食料生産技術のあり方、少子高齢化社会における医療技術と生命操作技術のあり方に焦点をあてました。また、科学の商品化の動きや伝統知の見直しについても議論しました。これからの科学・技術のあり方を考えるとき、科学技術基本法制定以後の日本の新しい科学技術政策には、その背後に科学・技術を市場原理に基づく利潤追求の道具とみる政策思想があることを見逃すことができません。わたしたちは、学術研究の自由な発展と普及、基礎研究をも重視するバランスのとれた発展を願わずにはおれません。
(5)わたしたちは、資源の浪費と環境の破壊によって高度な生活水準を享受してきた歴史を反省し、後継世代のために、未来にわたって永遠に存続できる社会の実現を真摯に模索しなければなりません。未来の世代の生存に配慮する責務がわたしたちの世代に課せられています。「持続可能な社会」を実現するには、従来の大量生産・大量消費・大量廃棄のライフスタイルと訣別し、「新たなライフスタイル」を志向する「新しい倫理」「新しい文化」を各人の思想的前提として確立しなければなりません。その真摯な模索をはじめようではありませんか。
未来の世代を展望するとき、子どもの問題は重要です。わたしたちは、「豊かな社会」のなかで教育の病理現象が顕在化してきたこと、近年の新自由主義的・新国家主義的教育政策が、教育の基盤・条件を一層貧しくし、子どもの発達と教育の危機に拍車をかけていることを議論しました。次の世代を育てる責務もわたしたちに世代に課せられています。子どもの発達にとって必要な教育の基盤・条件・課題を明らかにし、その実現に向けた真摯な努力を継続しようではありませんか。
みなさま、わたしたちは人類史の重大な一時期を生きています。お互いに時代と環境についての反省を踏まえた一歩を踏み出そうではありませんか。
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